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「エゴを出すことでチームを助けられるのなら」安永玲央の千金弾で4位確定。山雅が5連勝フィニッシュの勢いでJ2プレーオフに挑む

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2024年11月25日

12月1日のプレーオフ初戦、ホームで福島と相まみえる

 ラストパスを送ってくれたベテランの山本からは多くの学びを得つつも、ライバルという意識を持ち続けた。

「康裕君の足もとの技術は別格。自分は常に練習を近くでやっていて、日々、勉強というか、盗めるところはたくさんあると思います。彼はフリーキックとかいろんなストロングがありますけど、キックは俺の方がうまいですよ(笑)」

 安永は自信をのぞかせたが、こういった強気の言い回しは元Jリーガーの父・聡太郎氏と重なる。奇しくも聡太郎氏と同世代の伊東テルが引退する試合で、24歳の安永が山雅を救うゴールを奪うというのも、何かの因縁かもしれない。

 彼のような日替わりヒーロー的な選手が出てくる時のチームは強い。これで4位でシーズンを終えた山雅は、12月1日のプレーオフ初戦のホーム開催が決定。相手は沼津に似たパスサッカーを志向する福島。沼津戦と同じような展開を強いられる可能性も少なくないのだ。
 
 しかも、今季は福島とは1分1敗と分が悪い。上位チームは引き分けOKというルールはあるものの、逆にそれが落とし穴になりがちだ。2016年にJ2・3位でJ1昇格プレーオフに参戦した時もアルウィンでファジアーノ岡山を迎え撃ったが、手痛い敗戦を喫している。その苦い経験をしているのは、今のメンバーではベテランGK村山智彦ぐらいだが、8年前と同じミスを繰り返すわけにはいかない。

「自分はプレーオフは初めてなんで、どんな感じか分からないんですけど、この勢いはすごく大事だと思う」と野々村も語っていたが、5連勝で突き進めるこのムードをアドバンテージにしなければならない。

「J2に戻れないまま、やめるわけにはいかない」と山雅の生き証人・村山もしみじみと語っていたが、残された1枠を死に物狂いでつかみに行くしかない。「不格好でもいいから泥臭く勝ち切る」という方向で一丸となっている今のチームなら、それができるはずだ。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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