身体を張って伝えた「前へ」のメッセージ。やはり遠藤航の豊富な経験と強靭なメンタルは森保Jに不可欠。改めてそう確信した中国戦だった【W杯最終予選】
カテゴリ:日本代表
2024年11月20日
失点の一因も不運な結果だ
2-0とリードして迎えた後半立ち上がりの48分には、カウンターに出た相手選手を潰しに行ったところを入れ替わられ、失点の一因にもなっている。やや軽率と言えば軽率だったが、ただそれもプレミアリーグで磨かれた前から奪いに行く攻撃的なディフェンスを貫いたうえでの、不運な結果とも言えただろう。
ひとつのミスに動じることなく、あくまでも自身のスタイルを曲げない遠藤の真骨頂は65分だ。ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、一切の迷いなくドルブルで前進。相手のファウルに止められたものの、3-1として多少ペースを落としたチームに身体を張って伝えたのは、「前へ」のメッセージだった。
81分には、同じリオ世代の鎌田大地と阿吽の呼吸。流れるようなパスワークの起点となって、田中のミドルシュートへと繋げている。
ひとつのミスに動じることなく、あくまでも自身のスタイルを曲げない遠藤の真骨頂は65分だ。ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、一切の迷いなくドルブルで前進。相手のファウルに止められたものの、3-1として多少ペースを落としたチームに身体を張って伝えたのは、「前へ」のメッセージだった。
81分には、同じリオ世代の鎌田大地と阿吽の呼吸。流れるようなパスワークの起点となって、田中のミドルシュートへと繋げている。
そうした質の高いパフォーマンスだけではない。味方の好プレーには真っ先に拍手を送り、中国のラフプレーを制御すべく、積極的にレフェリーともコミュニケーションを取る。試合を通じて、遠藤のキャプテンシーが随所に見て取れた。
26年の北中米W杯を迎える時、遠藤は33歳になっている。リバプールでの不遇からいつ脱するのかも分からず、運動量が求められるポジションだけになおさら、若手の台頭を待ち望む声もないわけではない。
それでも、怪我さえなければ、本番のピッチにも間違いなくキャプテンマークを巻いた遠藤の姿があるはずだ。やはり彼の豊富な経験と強靭なメンタルは、森保ジャパンに欠かせない。改めてそう確信した、中国戦だった。
文●吉田治良
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それでも、怪我さえなければ、本番のピッチにも間違いなくキャプテンマークを巻いた遠藤の姿があるはずだ。やはり彼の豊富な経験と強靭なメンタルは、森保ジャパンに欠かせない。改めてそう確信した、中国戦だった。
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