中田、本山、羽田、中後。2000年代の黄金期を知る人材がズラリ
鹿島には長年、チームを掌握してきた鈴木満フットボールアドバイザーもまだ残っているから、疑問や問題点があれば相談できるのは幸いだ。さらに、中田FDよりも強化担当経験の長い石原正康氏もいるし、同じタイミングで強化部に入った先輩OBの山本脩斗氏もいる。そういった人々と力を合わせながら、強固な組織を構築し、チームを正しい方向へと導いていくこと。それが中田氏に課せられることだ。
それはやりがいのある仕事のはず。こうなった以上、思い切って“中田浩二色”を前面に押し出し、新たな鹿島のカラーを作っていってほしい。新FDの決断を会社が一丸となってサポートし、実現のために向かっていくような機運を作ることが、今の鹿島に必要不可欠なポイントではないか。
それはやりがいのある仕事のはず。こうなった以上、思い切って“中田浩二色”を前面に押し出し、新たな鹿島のカラーを作っていってほしい。新FDの決断を会社が一丸となってサポートし、実現のために向かっていくような機運を作ることが、今の鹿島に必要不可欠なポイントではないか。
中田、本山、羽田、中後といった2000年代の黄金期を知る人材をズラリと並べたことで、鹿島がどう変化していくのか。そこは非常に興味深い点だ。選手時代の実績があっても、指導者や強化部隊として成功できる保証はないが、彼らを応援する人々は多いはず。
そういう前向きなムードも糧にしつつ、常勝軍団復活への明確な方向性を見出せれば理想的。まずは10月19日の次戦・アビスパ福岡戦の中後監督の采配、そして中田FDのマネジメントを注視したいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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