「僕なりにトライした中でのゴール。悔しいですけど…」天を仰いだ上田綺世、“CL幻弾”に語った本音。先発ゼロの現状にも前向き「もがくことで成長できるいい環境」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2024年09月20日
「こっちで求められていることと、僕がずっとしてきたこととは違う」
日本代表が中国やバーレーンを押し込み、優勢に試合を進める中、上田は敵陣中央のスペースが無いエリアでDFを背負いながらポストプレーをしていた。これはフェイエノールトでの1年余りの期間に磨きをかけてきたもの。「オランダで取り組んできたものが、日本代表の試合で還元出来ているのでは?」という質問に対し、26歳のストライカーはこう答えた。
「それはもちろんあると思います。こっちで求められていることと、僕がずっとしてきたこととは違いました。去年1年間も今年も、自分のそういう無かった部分とか、必要な部分を補うトレーニングとか、色々トライしてきました。それが今、ちょっと(プレー)スタイルは変わりましたけど、代表でも発揮できてるんじゃないかなと思います」
「それはもちろんあると思います。こっちで求められていることと、僕がずっとしてきたこととは違いました。去年1年間も今年も、自分のそういう無かった部分とか、必要な部分を補うトレーニングとか、色々トライしてきました。それが今、ちょっと(プレー)スタイルは変わりましたけど、代表でも発揮できてるんじゃないかなと思います」
オランダの強豪クラブのストライカーは、ゴールを取ることはもちろんのこと、ポストになって味方を前に向かせてプレーさせることがハイレベルで要求される。DF背後への動き出しを武器にする上田だが、プレースタイルを変えてまでオランダ式ストライカーに適合するよう「トライしたり、もがいたりしてきた」ことがクラブでも代表チームでも表現できるようになってきた。
昨季のアトレティコ・マドリー戦では、自身で決めたはずのゴールがオウンゴールと記録されてしまった上田は、またしてもCL初ゴールがお預けになってしまった。それでもオランダリーグとは違ったハイテンポの試合のなかで、自身のポストプレーを起点にゴール前での駆け引きを織り交ぜながら相手ゴールを揺さぶったことに手応えを得ていたように見えた。
取材・文●中田徹
昨季のアトレティコ・マドリー戦では、自身で決めたはずのゴールがオウンゴールと記録されてしまった上田は、またしてもCL初ゴールがお預けになってしまった。それでもオランダリーグとは違ったハイテンポの試合のなかで、自身のポストプレーを起点にゴール前での駆け引きを織り交ぜながら相手ゴールを揺さぶったことに手応えを得ていたように見えた。
取材・文●中田徹