被爆地である広島と長崎のU-15代表がサッカーを通して平和を学ぶピースマッチを開催!

カテゴリ:高校・ユース・その他

サッカーダイジェストWeb編集部

2024年08月15日

平和を伝えるサッカー大会

松波さんは、長崎のスタッフになるにあたり、「クラブアイデンティティである平和を学ぶために、長崎ではまず平和公園と長崎原爆資料館を訪れた」という。

画像を見る

 ガンバ大阪のレジェンドのひとりで、現在は長崎でアカデミーダイレクターを務める松波正信さんは、ピースマッチに出場する長崎U-15選手の視察でピースマッチを訪問。強化とともに、大会の両輪である平和祈念について尋ねると、「やっぱり同じ想いを抱えている両県の代表が、平和の想いを伝えたり、試合を通じて交流をするというのはいいですよね。それが各年代でできていることが素晴らしいと思います。長崎の子どもたちを見ていても平和への意識が高いのを感じます」と語った。
 

ヒュンメルは長崎と平和祈念ユニフォームを被爆70年の2015年に発表して以来、ピースユニフォームをつくり続け、今年で10年目となる。

画像を見る

 ピースマッチならではなのが、両チームの着用したユニフォームだ。エキップメントパートナーとしてヒュンメルが担当したピースユニフォームは、世界でたった2つの被爆地が共に平和を祈念するというコンセプトを表し、広島の原爆ドームと長崎の平和祈念像を両チームのシャツにデザイン。

 今年のユニフォームは、折り鶴を連ねた幾何学パターンをベースに、胸には大きく平和の象徴であるハトを『SHARE THE PEACE』というメッセージとともに羽ばたかせ、未来に広がる平和をイメージしている。

 今年100周年を迎えた広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は、「ピースマッチは数ある取り組みの中でも最も重要な大会のひとつで、広島ならではの大会だと思っている。平和だからこそできるサッカー。選手たちには広島で見聞きし、感じ、考えたことを帰ったら伝えてほしい。来年は被爆80年。もっと充実した大会に、もっと平和を考え、伝えられるピースマッチにしていきたい」と、すでに来年を見据えていた。
 
【関連記事】
「年に一度の平和について考えよう」吉田麻也が“長崎原爆の日”に思い「すべての戦争の犠牲者のために祈ります」
「使命が私達にはある」“被爆都市のクラブ”長崎がロシアの軍事侵攻を受け平和への意思表示。所属選手も「本当に悲しい」
「反則だろ!」「平和の祭典でやっていいことじゃない」フランスのマテタ&オリースの無双ぶりにファン驚愕!「U-23の大会に呼んじゃダメ」【パリ五輪】
ヒュンメルと6クラブ協働の平和に繋げるオークション開催! サイン入りシャツを計108着用意
「日本の夏はサッカーしちゃいけない」マリノスGKの発言に大きな反響…選手が言うことに意味があると本人も確信

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ