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【千葉】対戦相手の視点。熊本のリーグ“復帰戦”の意義。「全力で戦う姿を見せるために――」

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年05月16日

両チームにとって大きな意味のある1試合に。

試合後には千葉の選手たちが熊本サポーターに挨拶。大きな声援が飛んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 千葉は町田をトップ下に入れた4-2-3-1で熊本戦に臨み、序盤からペースを掴んだ。これまでなかなか結果を残せなかった町田が2ゴールを奪い、勝点3を掴めた点も大きな収穫と言えるだろう。
 
キャプテンの佐藤優は語る。
 
「やっぱり心境的には難しかったです。熊本さんにとって想いの詰まったゲームで、非常に難しい試合になると考えていました。そのなかで結果を出せたことは自分たちにとってポジティブな要素です。東日本大震災が起こった際には仙台が凄い力を発揮しましたし、人が人を想うパワーはやはり強いです。前半はアグレッシブに熊本さんが圧力をかけてくるなかで、なんとか凌いで、相手に流れを作らせずに勝てた点は今後につながります」
 
 殊勲の町田も続ける。
 
「熊本に対して敬意を持って全力でプレーをしたいと思っていました。自分がチームを勝たせられる試合はなかなかなかったので、僕にとっても大事な試合になりました」
 
 選手の入場シーンでは千葉サポーターが「心は一つ。がまだせ(方言で頑張れの意)熊本!がんばろう九州!」の横断幕が掲げ、その言葉に熊本サポーターが「サンキュー千葉!」のコールで応える。
 
 試合後には千葉イレブンが熊本の選手たちとともにアウェーサポーターのもとへ挨拶に向かう。
 
 熊本のキャプテンである岡本は「千葉さんもいろいろなことをしてくれて本当に感謝しています」と柔和な表情で語る。
 
 特別な意味を持った試合での勝利。熊本が大きな一歩を踏み出したなかで、千葉も今後につながる勝利を得たと言えそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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