ポゼッションにこだわらない柔軟性が鍵。「良い守備からの良い仕掛けを磨いた先に、世界で勝てる確率が高まっていく」

ガーナ戦ではサイド攻撃が機能。手倉森監督は、右SBの「伊東(20番)が良いタイミングで出て行って、良いラストパスを供給してくれた」と名指しで評価した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
――現時点で強化がうまくいっている部分は? また、今後どういう部分の強化が必要ですか?
昨日ミーティングで、足下でポゼッションし過ぎていると話しました。それはJリーグの中で(通用する)シチュエーションだ、と。ポゼッションのクオリティは高まっているとは思いますが、インターナショナルな戦いについて(イメージを)描かないといけない。
それはやっぱり0-0であれば、ボールを奪った時にゴールへ突き進むこと。彼らがその重要性を理解してくれて、その通りに奪った瞬間からゴールへ向かっていったなと思います。
世界の強豪国に比べても日本は組織という強みがありますが、ボールを握り続けることはまずできない。やっぱり良い守備からの良い仕掛けを磨いた先に、世界で勝てる確率が高まっていくのだと思っています。
それで仕留められるようになれれば、育成年代から取り組んできたポゼッションも上手く機能するようになる。まず勝つためにゴールへ向かう姿勢を高めているところかもしれないし、それは高め続けなければいけないものだと思います。
――今日は右サイドを使った攻撃が機能したのでは?
右サイドというか、ガーナがボールサイドにブロックをスライドしてくる(ディフェンスのやり方だった)ので、(ボールと反対側の)サイドを起点にとは考えていました。日本の悪いクセはいつも切り返してやり直すところなんですが、相手のゴール前の準備が整っていないならば、ラストパスやアーリークロスを狙っていこうと。
(2点目のシーンでは)伊東が良いタイミングで出て行って、良いラストパスを供給してくれたと思います。ましてや、あれはリスタートでしたから。試合が切れたあとだっただけに、相手にとっては大きなダメージがあったと思います・
――アフリカ勢との初対戦だったわけですが、その点で収穫は?
(ガーナは日本まで)大移動してきてくれていたので、コンディションに関しては間違いなく我々のほうが上でした。ですが、身体能力では彼らは間違いなく持っているものがある。ですから、最初に闘争心を持って当たりに行けという話をしました。ひとつ行ってかわされても二度、三度と追い続けろ、と。
まあ、もう少しコンディションの良いアフリカのチームだったらもっといなされるかもしれないですが、今日のようなレベルの中で選手たちはコンタクトをいとわずにやり切ったところは、良いトレーニングになったなと。これをトゥーロン国際大会でも継続して、本大会まで良い準備を続けていかなければいけないと思っています。
昨日ミーティングで、足下でポゼッションし過ぎていると話しました。それはJリーグの中で(通用する)シチュエーションだ、と。ポゼッションのクオリティは高まっているとは思いますが、インターナショナルな戦いについて(イメージを)描かないといけない。
それはやっぱり0-0であれば、ボールを奪った時にゴールへ突き進むこと。彼らがその重要性を理解してくれて、その通りに奪った瞬間からゴールへ向かっていったなと思います。
世界の強豪国に比べても日本は組織という強みがありますが、ボールを握り続けることはまずできない。やっぱり良い守備からの良い仕掛けを磨いた先に、世界で勝てる確率が高まっていくのだと思っています。
それで仕留められるようになれれば、育成年代から取り組んできたポゼッションも上手く機能するようになる。まず勝つためにゴールへ向かう姿勢を高めているところかもしれないし、それは高め続けなければいけないものだと思います。
――今日は右サイドを使った攻撃が機能したのでは?
右サイドというか、ガーナがボールサイドにブロックをスライドしてくる(ディフェンスのやり方だった)ので、(ボールと反対側の)サイドを起点にとは考えていました。日本の悪いクセはいつも切り返してやり直すところなんですが、相手のゴール前の準備が整っていないならば、ラストパスやアーリークロスを狙っていこうと。
(2点目のシーンでは)伊東が良いタイミングで出て行って、良いラストパスを供給してくれたと思います。ましてや、あれはリスタートでしたから。試合が切れたあとだっただけに、相手にとっては大きなダメージがあったと思います・
――アフリカ勢との初対戦だったわけですが、その点で収穫は?
(ガーナは日本まで)大移動してきてくれていたので、コンディションに関しては間違いなく我々のほうが上でした。ですが、身体能力では彼らは間違いなく持っているものがある。ですから、最初に闘争心を持って当たりに行けという話をしました。ひとつ行ってかわされても二度、三度と追い続けろ、と。
まあ、もう少しコンディションの良いアフリカのチームだったらもっといなされるかもしれないですが、今日のようなレベルの中で選手たちはコンタクトをいとわずにやり切ったところは、良いトレーニングになったなと。これをトゥーロン国際大会でも継続して、本大会まで良い準備を続けていかなければいけないと思っています。