ヤマルは「これ以上素敵な誕生日プレゼントはないよ!」
一瞬のスキを突かれて一度はイングランドに同点に追いつかれても、動じない。すぐに冷静さを取り戻す。そこにはチームとしての確かなまとまりと大会を勝ち進む中で進んだ成熟があった。
チームの要で、今大会のMVPにも選ばれたロドリが後半のピッチにいない。場合によっては一大事となってもおかしくなかった。前半終了間際にハリー・ケインのシュートをブロックした際、味方のエメリック・ラポルトと交錯。このシーンで太ももの後ろを負傷していた。前半残り時間は何とか耐えたが、それ以上は無理だった。
デ・ラ・フエンテ監督が「今年のパロンドールはぜひロドリを選んでほしい。世界最高の選手なんだ」と最大限に称賛していたMFが決勝の舞台で途中交代。でも、スペインは崩れなかった。その役割をチームとして補完し取り組めるだけの成熟さがこのチームには備わっていた。
後半、オフェンスでの微調整は見事なものがある。相手守備の前でプレーをするのではなく、より後ろへ勇気をもって仕掛けていく。CBがよりワイドに開き、両SBが高さを保ち、ヤマルやウィリアムスがハーフポジションをとる。その狙い通りにスペインが先制。ヤマルが魅せ、走りこんだウィリアムが左足ダイレクトできれいにネットを揺らした。
ヤマルは前日に17歳を迎えたばかり。
「優勝することができて本当にうれしい。すごく大変だったけど、最後に成し遂げることができた。僕らが欧州チャンピオンだ!これ以上素敵な誕生日プレゼントはないよ!」
チームの要で、今大会のMVPにも選ばれたロドリが後半のピッチにいない。場合によっては一大事となってもおかしくなかった。前半終了間際にハリー・ケインのシュートをブロックした際、味方のエメリック・ラポルトと交錯。このシーンで太ももの後ろを負傷していた。前半残り時間は何とか耐えたが、それ以上は無理だった。
デ・ラ・フエンテ監督が「今年のパロンドールはぜひロドリを選んでほしい。世界最高の選手なんだ」と最大限に称賛していたMFが決勝の舞台で途中交代。でも、スペインは崩れなかった。その役割をチームとして補完し取り組めるだけの成熟さがこのチームには備わっていた。
後半、オフェンスでの微調整は見事なものがある。相手守備の前でプレーをするのではなく、より後ろへ勇気をもって仕掛けていく。CBがよりワイドに開き、両SBが高さを保ち、ヤマルやウィリアムスがハーフポジションをとる。その狙い通りにスペインが先制。ヤマルが魅せ、走りこんだウィリアムが左足ダイレクトできれいにネットを揺らした。
ヤマルは前日に17歳を迎えたばかり。
「優勝することができて本当にうれしい。すごく大変だったけど、最後に成し遂げることができた。僕らが欧州チャンピオンだ!これ以上素敵な誕生日プレゼントはないよ!」
この試合のMVPに選ばれたウィリアムスの笑顔も弾ける。
「いまこの瞬間はまだ実感が。明日スペインに戻って、トロフィーをファンの前で掲げたら沸いてくるのかな。歴史に名を刻んだと思う」
決勝ゴールを決めたのミケル・オジャルサバルは喜びをかみしめながらチームを讃えていた。
「自分が貢献することができたものすごい大きな幸せだ。45日間僕らは戦い抜いて、たどり着くことができた。僕らは偉大なファミリーだ」
映像ではスペイン各都市でパブリックビューイングに集まった数万人のファンの喜びが次々に映し出される。祝宴は夜通し行われたことだろう。記者会見ではデ・ラ・フエルテ監督がにこやかに笑いながらこう語った。
「スペインにとって深夜はまだ早い時間帯だ。祝うための理由があるんだ。みなさんもぜひ来てみてください。素晴らしい国だ。明日仕事に来ない人がいても、腹を立てる人なんていないよ。上司だって、一緒に喜んでいるんだからね」
会見を終えた後に、長年代表を追っているスペインジャーナリストと次々に力強く抱き合っていたのがとても印象的だった。まさにみんなでたどり着いた頂点なのだ。
取材・文●中野吉之伴
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「いまこの瞬間はまだ実感が。明日スペインに戻って、トロフィーをファンの前で掲げたら沸いてくるのかな。歴史に名を刻んだと思う」
決勝ゴールを決めたのミケル・オジャルサバルは喜びをかみしめながらチームを讃えていた。
「自分が貢献することができたものすごい大きな幸せだ。45日間僕らは戦い抜いて、たどり着くことができた。僕らは偉大なファミリーだ」
映像ではスペイン各都市でパブリックビューイングに集まった数万人のファンの喜びが次々に映し出される。祝宴は夜通し行われたことだろう。記者会見ではデ・ラ・フエルテ監督がにこやかに笑いながらこう語った。
「スペインにとって深夜はまだ早い時間帯だ。祝うための理由があるんだ。みなさんもぜひ来てみてください。素晴らしい国だ。明日仕事に来ない人がいても、腹を立てる人なんていないよ。上司だって、一緒に喜んでいるんだからね」
会見を終えた後に、長年代表を追っているスペインジャーナリストと次々に力強く抱き合っていたのがとても印象的だった。まさにみんなでたどり着いた頂点なのだ。
取材・文●中野吉之伴
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