カタールW杯との明らかな違い
ジョージア戦でもロドリとファビアンと2人の中盤の選手からゴールが生まれた。スペインのアンカーと言えば、これまでは配給役と攻守のバランサー役に徹し、プレーエリアが制限される傾向が強かったが、相手ゴールに近づけ、シュートへの積極性を求めるデ・ラ・フエンテの攻撃的な姿勢が奏功している。
MF陣のシュート数に目を向けても、カタールW杯との違いは明らかだ。セルヒオ・ブスケツのシュート数は、4試合で合計2本にとどまった。ガビがシュートを打ったのは、7-0で勝利したコスタリカ戦での得点シーンだけだった。ペドリに至っては1本もシュートを打たずに帰国した。
一方、今大会ここまで1試合平均2.5本のシュートを放っている。今シーズンのバルサとの比較でも、これは3倍に相当する。
ファビアンの変貌ぶりにも目を見張るものがある。『StatsBomb』によると、今大会の1試合あたり平均シュート数は3.6本。今シーズン、パリ・サンジェルマンで記録した1.3本の3倍近い数字だ。
MF陣のシュート数に目を向けても、カタールW杯との違いは明らかだ。セルヒオ・ブスケツのシュート数は、4試合で合計2本にとどまった。ガビがシュートを打ったのは、7-0で勝利したコスタリカ戦での得点シーンだけだった。ペドリに至っては1本もシュートを打たずに帰国した。
一方、今大会ここまで1試合平均2.5本のシュートを放っている。今シーズンのバルサとの比較でも、これは3倍に相当する。
ファビアンの変貌ぶりにも目を見張るものがある。『StatsBomb』によると、今大会の1試合あたり平均シュート数は3.6本。今シーズン、パリ・サンジェルマンで記録した1.3本の3倍近い数字だ。
デ・ラ・フエンテは「このチームはフィニッシュで終わらせる形が確立している。ウイングがサイドを突破しクロスを上げて危険な状況を作り出すなど、攻撃のバリエーションが広がっている。サッカーとは、主張し、主張し、それを貫くことだ。確たる信念に基づいてね。我々は、このやり方が最善の道だと信じている」と試合後、ご満悦だった。
ジョージア戦において前半と後半で大きく変わったのが、ゴール期待値だ。『StatsBomb』によると前半0.80だったのが、後半開始からダニ・オルモが4点目を決めた83分まで1.9に急上昇。「前半に相手を疲弊させることができたおかげだ。でなければ後半、あれほど圧倒的に支配することはできなかったはずだ」とデ・ラ・フエンテは説明する。かくしてスペインの累積による5バック攻略プランは機能した。
文●ダビド・アルバレス(エル・パイス紙スペイン代表番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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