難しいのはCBのやり繰り
パリ五輪でも思い切った選手起用ができるか。改めてスカッドを見ていくと、4−3−3のシステムをベースとするU-23日本代表において、サイドプレーヤーは三戸、斉藤、FW平河悠(町田)、FW佐藤恵允(ブレーメン)の4名。さらにセンターフォワードが主戦場の藤尾翔太(町田)も右サイドでプレーした経験を持つ。このセクションはローテーションが比較的計算しやすいと言えるだろう。
セントラルMFもアンカーは藤田譲瑠チマ、山本理仁(ともにシント=トロイデン)、川﨑颯太(京都)、インサイドハーフは山本、川﨑、荒木遼太郎(FC東京)に加え、両ウイングでプレーできる三戸が対応可能。最前線は細谷真大(柏)と藤尾が控えており、有事の際はクラブで1トップの経験がある荒木を持っていく手もある。
となると、難しいのはCBのやり繰りだろう。CBと比べ、SBは起用法の幅がある。左は大畑歩夢(浦和)、右は関根大輝(柏)がファーストチョイスで、両SBでプレーできる半田陸(G大阪)の存在も心強い。不測の事態に陥れば、三戸や佐藤を1列下げて対応する策もあり、選択肢としては決して少ないわけではない。
セントラルMFもアンカーは藤田譲瑠チマ、山本理仁(ともにシント=トロイデン)、川﨑颯太(京都)、インサイドハーフは山本、川﨑、荒木遼太郎(FC東京)に加え、両ウイングでプレーできる三戸が対応可能。最前線は細谷真大(柏)と藤尾が控えており、有事の際はクラブで1トップの経験がある荒木を持っていく手もある。
となると、難しいのはCBのやり繰りだろう。CBと比べ、SBは起用法の幅がある。左は大畑歩夢(浦和)、右は関根大輝(柏)がファーストチョイスで、両SBでプレーできる半田陸(G大阪)の存在も心強い。不測の事態に陥れば、三戸や佐藤を1列下げて対応する策もあり、選択肢としては決して少ないわけではない。
その一方でCBは専門色が強く、高井幸大(川崎)、西尾隆矢(C大阪)、木村誠二(鳥栖)のスペシャリストで回す形となる。だが、それ以外にこのポジションができる選手は高校時代にCBを主戦場としていた右SBの関根のみ。近年はこのポジションで本格的にプレーした経験はほとんどなく、大舞台でどこまでできるかは不透明だ。
1人でも疲労度が強い状況にあったり、出場停止になった場合は2人のCB+SB関根で乗り切る必要があるため、ハードな日程を戦うには不安材料となる。そうした事態を避けるためにも、先を見据えたマネジメントが求められるはずだ。
とはいえ、今大会は開幕後に負傷離脱となった場合はバックアップメンバーから補充ができる。万が一、怪我を抱えた場合は早めに決断を下す必要もあるだけに、状態の見極めも大きなポイントになってくるのは間違いない。
兎にも角にもメダルを狙うのであれば、いかにノックアウトステージで疲労度を抑えながら勝ち上がるかが大切になる。現状でメダル獲得の可能性を50パーセントとしたが、良い状態でノックアウトステージに進めれば、その可能性は一気に高まるだろう。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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とはいえ、今大会は開幕後に負傷離脱となった場合はバックアップメンバーから補充ができる。万が一、怪我を抱えた場合は早めに決断を下す必要もあるだけに、状態の見極めも大きなポイントになってくるのは間違いない。
兎にも角にもメダルを狙うのであれば、いかにノックアウトステージで疲労度を抑えながら勝ち上がるかが大切になる。現状でメダル獲得の可能性を50パーセントとしたが、良い状態でノックアウトステージに進めれば、その可能性は一気に高まるだろう。
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