【柏｜採点・寸評】
GK
23　中村航輔　６
開始３分のFKには肝を冷やしたが、そのほかは落ち着いたプレーを披露。特にハイボールの処理は安定していた。

DF
14　伊東純也　６
３戦連発は逃したが、古巣相手にスピードを活かして１アシスト。願わくば、接触プレーでピッチに倒されたあと、すばやく起き上がってプレーに戻ってほしい。
 
２　鎌田次郎　７
常にクリスティアーノを視界のなかに捉え、自由とスペースを与えず。FKによるシュート１本だけに抑え込む。
 
４　中谷進之介　6.5
相手クロスを的確に弾いたり、裏へ飛び出そうとするクリスティアーノに付いて行ったりと、甲府にチャンスの糸口を与えず。

29　中山雄太　６
中谷との息の合ったコンビで「ボールを動かし、相手を動かしていく」（下平監督）起点になる。
 
MF
15　武富孝介　6.5　（86分OUT）
メンバー表上はMFだが、２トップの一角で出場。裏への飛び出し、いわゆる第一のディフェンスでも大きく貢献。
 
７　大谷秀和　6.5
リーグ戦３試合ぶりの先発出場にも動じることなく、未然にピンチを防ぐプレーを随所に見せる。

25　小林祐介　６（71分OUT）
いわゆる可変システムを中盤で下支え。最終ラインの防波堤役となり、守備の安定に寄与。
 
９　田中順也　6.5
体調不良の中川寛斗に替わる形で先発出場。「誰が試合に出ても同じようにやれる」ことをピッチで体現。
 
６　山中亮輔　６
キレのあるドリブルや意表を突くダイレクトパスで、攻撃にアクセントを加える。１点目のクロスを上げる前の田中へ出したパスも、山中からだった。
 
FW
11　ディエゴ・オリヴェイラ　７
リーグ戦初の１試合２ゴール。特に「そこしかない」軌道に、正確なキックで乗せた２点目は、アシストした伊東も「まさか、あれを決めるとは」と驚嘆。
 
交代出場
MF
８　茨田陽生　６（71分IN）
おそらくはGW連戦を考慮されての途中出場。先発組と遜色ない、選手層の厚みを感じさせるプレー。
 
MF
22　輪湖直樹　　－（80分IN）
逃げ切りのためにラスト10分の出場。ただし、出場10分間で警告１回はもったいない。
 
FW　
10　大津祐樹　－（86分IN）
前節に続いて、試合を締めくくる役割で出場。存在感を発揮するには、時間が短く。
 
監督
下平隆宏　７
メンバーが多少入れ替わっても機能性の落ちないゲーム内容には、日々のトレーニングの充実ぶりがうかがえる。チームはこれでリーグ戦５試合連続無失点での５連勝。
 
取材・文：渡辺 功（フリーライター）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。