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【新潟】ここ1か月でわずか1勝のみ。低迷する吉田アルビが埋め切れない“ちょっとしたもの”とは?

カテゴリ:Jリーグ

橋本啓(サッカーダイジェスト)

2016年05月01日

一種の緩さをどこまで減らせるかが浮上へのポイントに。

ここまでは、内容と結果が伴わず下位に低迷。吉田監督が苦悩する日々は、このまま続いてしまうのか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 “ちょっとしたもの”とは、すなわち、注意喚起さえ徹底していれば十分に防げたもの、と言い換えられるだろうか。
 
 この課題はなにも甲府戦に限った話ではなく、1-2で敗れた前節の名古屋戦でも、“ちょっとしたもの”から失点を重ねている。例えば、2失点目を振り返ると、自陣深い位置で小林裕紀が中へ通そうとしたパスを永井謙佑に奪われて、そのままミドルシュートを叩きこまれた。「パスを受けようとした加藤が、もう少し近寄るのがセオリーだった」(吉田監督)という事実を踏まえれば、十分防げたとの見方はできるだろう。
 
「内容は悪くない」「やっているスタイルに手応えは掴んでいる」と、選手の口から漏れる言葉にネガティブな印象は感じ取れないだけに、あとはこういった一種の緩さをどこまで減らせるかがポイントになりそうだ。もっとも、それは指揮官も重々承知している。
 
「僕たちはこういう悔しい試合をなかなかモノにできず、ここまでたくさんの試合を終えていますが、そういう試合をしっかりモノにして、ひとつでも実りのある結果に結びつくように、これからも前に向かってやっていきたい」(吉田監督)
 
 リーグ戦での連敗を3でストップしたとはいえ、4月は公式戦でわずか1勝しか挙げられず、気が付けば降格圏外ぎりぎりの15位に順位は下がった。骨のある相手との連戦(10節・鹿島、11節・G大阪、12節・浦和)を、果たして無事に潜り抜けられるのか。吉田監督に率いるチームの真価が問われようとしている。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 
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