2人の熾烈な競争、あるいは共闘させられるのか
今季のオランダ1部では、上田の5ゴールに対し、小川は11ゴール。もちろんチームの格はフェイエノールトの方がはるかに上だが、小川には明確な数字を残した自信がある。
「日本サッカー界には突出したフォワードが出てくることが求められている。その1人になれるのは僕だと思う。そこには自信はずっと持っていますし、僕じゃないといけない。これから先を見守っていただけたらなと思います」と本人も目をギラつかせていた。
オランダでの1年間で磨きをかけた得点感覚、空中戦やクロスの競り合いの強さ、前線で起点になる技術や戦術眼を6月シリーズで堂々と示せれば、代表定着に大きく前進するに違いない。
とはいえ、上田の方もリバプールの新指揮官に抜擢された知将アルネ・スロットのもとで1年間プレー。FWとして一回りも二回りも大きくなって代表に合流してきた。
「高い要求、サッカー観を持っている監督に出会うのはすごく大事だし、それが選手を伸ばす環境の土台になるのは間違いない。(スロット監督は)素晴らしい監督だし、ハイレベルな戦術があったなかで自分が揉まれたから、成長できたんだと思います」と本人も改めて強調。その成長を代表に還元する覚悟だ。
「日本サッカー界には突出したフォワードが出てくることが求められている。その1人になれるのは僕だと思う。そこには自信はずっと持っていますし、僕じゃないといけない。これから先を見守っていただけたらなと思います」と本人も目をギラつかせていた。
オランダでの1年間で磨きをかけた得点感覚、空中戦やクロスの競り合いの強さ、前線で起点になる技術や戦術眼を6月シリーズで堂々と示せれば、代表定着に大きく前進するに違いない。
とはいえ、上田の方もリバプールの新指揮官に抜擢された知将アルネ・スロットのもとで1年間プレー。FWとして一回りも二回りも大きくなって代表に合流してきた。
「高い要求、サッカー観を持っている監督に出会うのはすごく大事だし、それが選手を伸ばす環境の土台になるのは間違いない。(スロット監督は)素晴らしい監督だし、ハイレベルな戦術があったなかで自分が揉まれたから、成長できたんだと思います」と本人も改めて強調。その成長を代表に還元する覚悟だ。
2人とも前田ほどのハードなチェイシングはできないかもしれないが、得点力という頼りになるストロングを備えている。長身の小川はロングボールやハイボールからの攻めで異彩を放つだろうし、上田は周囲と連係しながら得点を生み出す能力が際立っている。
そういった特長を森保監督や周囲がしっかりと理解したうえで、それぞれをうまく使い分けていければ、日本代表の戦いはもっと多彩なものになる。最終予選での過酷な移動や環境の変化を考えても、前線の大黒柱が2人いる状況は本当に心強いはずだ。
2人の熾烈な競争、あるいは共闘させられるのか否か。それを確認し、先々につなげていくことが、6月シリーズの重要課題の1つではないだろうか。
一足先にチャンスを与えられるであろう小川が90分間、高いパフォーマンスを維持し、存在感を示してくれれば、チーム全体に弾みがつくはずだ。そう仕向けるべく、小川にはミャンマー戦で強烈なインパクトを残すことを強く求めたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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