監督、理事、CEOも務める
日ごろから「大学サッカーの一番の目的は人間形成にある」と栗田監督は語っているが、「タイトルを獲ることで得られる経験の大きさ」にも言及する。監督督就任9年間で9個の主要タイトルを獲得し、他の大学がうらやむほどの実績を残すものの、“頂点”への情熱が枯れることはない。
「僕の性格だと思いますね。本当に負けず嫌いなので(苦笑)。1シーズンが終わり、いったん休んで、また新チームを立ち上げる時期になって、今年はどんなチームにしていこうか、そこを考え始めると、自然に勝ちたいという気持ちが沸いてきます」(栗田監督)
AI(人工知能)華やかしころ、まるで時代に逆行するような取り組みにも力を注いでいる。このあたりの思考や視点が“らしさ”の一端でもあるだろう。
「新型コロナの影響で、今の大学生は人との接点が少なかったのではないか、と感じます。何か分からないことや困ったことがあったら、スマホなどで調べて、すぐに答えを見つけ出すし、あまり人と関わらなくても済んでしまう時代。だからこそ、コミュニケーションしてほしいです。人と人がぶつかり合って何かを生み出すとか、気づかされるとか、心が揺さぶられるとか、ある意味“昭和みたいな経験”をたくさんしてほしいと思っていますね」(栗田監督)
「僕の性格だと思いますね。本当に負けず嫌いなので(苦笑)。1シーズンが終わり、いったん休んで、また新チームを立ち上げる時期になって、今年はどんなチームにしていこうか、そこを考え始めると、自然に勝ちたいという気持ちが沸いてきます」(栗田監督)
AI(人工知能)華やかしころ、まるで時代に逆行するような取り組みにも力を注いでいる。このあたりの思考や視点が“らしさ”の一端でもあるだろう。
「新型コロナの影響で、今の大学生は人との接点が少なかったのではないか、と感じます。何か分からないことや困ったことがあったら、スマホなどで調べて、すぐに答えを見つけ出すし、あまり人と関わらなくても済んでしまう時代。だからこそ、コミュニケーションしてほしいです。人と人がぶつかり合って何かを生み出すとか、気づかされるとか、心が揺さぶられるとか、ある意味“昭和みたいな経験”をたくさんしてほしいと思っていますね」(栗田監督)
明治大の監督であり、大手ゼネコンのスポーツビジネスに関わる部署の責任者であり、自ら立ち上げたクラブチーム、FCパルピターレの代表(現アドバイザー)であり、これまでは二足ならぬ、三足の草鞋を踏み、多忙を極めていた。
一昨年6月、30年あまり勤めた会社を退社し、さぞ自由な時間が増えたのではないかと思われるが、さにあらず。20年8月、明治大サッカー部やOB会を様々な形から支援するために設立された一般社団法人明大サッカーマネジメントの理事であり、スポーツに関連する人材育成や事業を展開する(株)フットランドのCEO(最高経営責任者)であり、これまで培ってきた知識と経験を活かした仕事に邁進する日々だ。
大学サッカー界きっての“名伯楽”が踏み出すであろう次なる一歩に、今後も注視せずにはいられない。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
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