J１リーグ１stステージ・７節
大宮アルディージャ – ヴァンフォーレ甲府
４月16日（土）／16:00／NACK５スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績（６節終了時）：12位　勝点７　２勝１分３敗　７得点・９失点
 
【最新チーム事情】
●山本が出場停止から復帰し、先発が濃厚。高さのあるムルジャ対策もあり、前節から最終ラインの構成を組み換え。
●大宮とは、宮崎キャンプ中の練習試合、先月のナビスコカップと、いずれもドロー。
●佐久間GM兼監督は「大宮とは、攻守において、ボランチがバランスを取り合う展開になる」と、B・セレスキー・保坂の２ボランチの安定感を期待。
●家長の自由な動き、泉澤の仕掛けを強く警戒。
●怪我人多発のなか、木曜日ニウソンが右足首を打撲。仮に出場が難しくなった際は、クリスティアーノの１トップ、もしくは河本を起用か。
 
【担当記者の視点】
前節の湘南戦（３-１）は、終了間際にクリスティアーノが２得点し、ホームで今季初勝利を挙げた。上げ潮ムードで迎える今節は、３バックの中央に出場停止明けとなる山本の先発復帰が濃厚。相手のエース・ムルジャへの対策を考慮し、湘南戦でまずまずのパフォーマンスを見せた畑尾は、控えに回る形となりそうだ。
 
大宮とは、３月27日のナビスコカップで対戦しスコアレスドロー。ここまで９失点しているとはいえ、引いてブロックを築いた際の組織力には定評があるうえ、攻撃面では家長、泉澤らの打開力への警戒も不可欠。特に、前節の名古屋戦で決勝ゴールを決めた後者を自由にさせたくはない。
 
　連勝を狙いたい甲府としては、従来どおり“守備第一”のスタンスを貫き、カウンターで活路を見出すのが得策だろう。その点、エースのクリスティアーノにいかに良い形でパスを供給できるかはひとつのポイントになり得る。

※『サッカーダイジェスト４月14日発売号』では、「J1・J2リーグ別　最新“クラブ番付”をお届けします。J1の18チーム、J2の22チームを、編集部独自の８項目で査定し、ランキング化してみました。果たして、それぞ総合トップに立ったのは？また大久保嘉人選手、西大伍選手、清武功暉選手、岩波拓也選手の独占インタビューも掲載。クラブダイジェストの名古屋編では、永井謙佑選手と田口泰士選手の対談などをお送りします。２・３月のＪ１ＭＶＰに輝いた中村憲剛選手が第１回目のゲストで登場する新連載にも注目。今号もボリューム満点の内容でお届けします。