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「こんな気持ちになったのは初めて」決勝弾アシストの荒木遼太郎がカタール戦で味わった重圧。右サイドにも難なく適応「スムーズにできた」【U-23アジア杯】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2024年04月26日

心のうちに秘めている覚悟は本物

4強進出に大きく貢献。ただ「まだみんなも気を緩めていない」と、次戦に向けて気合を入れる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 終了間際にはFW内野航太郎(筑波大)にもゴールが生まれ、4-2で勝利を収めた日本。そのなかで、決定的な仕事を果たし、見事にゲームチェンジャーの役割を遂行した荒木。しかし、このカタール戦では、今まで味わったことのない重圧を感じていたという。

「歴代の先輩たちが何十年と出場を続けて、オリンピックに出ている。その重圧はあったし、それで得点も入らないというので、より感じることが大きかった」

 どちらかと言えば、常に冷静で場に左右されるタイプではない。しかし、負けたら敗退の準々決勝は、今までとは違った。2018年にU-17ワールドカップの出場を目ざして、U-16アジア選手権(現・U-17アジアカップ)を戦った経験はあるが、それとは別物だった。

「こんな気持ちになったのは初めて」

 今大会に入ってから、日の丸を背負う重みや責任を、これまで以上に強く感じるようになっていた。韓国とのグループステージ最終戦で、MF川﨑颯太(京都)が悪質なタックルを受けた際には、「舐められると思った」という想いで、真っ先に駆け寄って珍しく感情を露に。試合前日のトレーニングでパリ五輪への想いを尋ねられると、「自分の感情もそうですけど、出場は日本の使命」と言い切った。
 
 迎えた今回のカタール戦。ある意味、極限状態にあったが、重圧を跳ね除けて結果に結びつけた。

 普段はメディアの前で口数が多い方ではなく、代表への想いを語ることも少ない。しかし、心のうちに秘めている覚悟は本物だ。

「韓国戦で負けた後の勝利なので、本当に意味がある」としつつ、「ひとつ山を超えたなと思うけど、まだみんなも気を緩めていない」と語気を強めた背番号13。パリ五輪出場まで、あと1勝。先輩たちが繋いできた伝統と誇りを絶やすわけにはいかない。準決勝も日本のために闘い続ける。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
 
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