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【リオ五輪代表】ようやく「スタートラインに立った」小川諒也。自慢のクロスで五輪への扉を開けるか?

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年04月13日

「まずは守備で負けないこと。そこから得点チャンスに絡めるようにやっていく」

FC東京でチームメイトの橋本や中島がいることで、初の合宿でも比較的スムーズに溶け込めたという。SBには絶対的な存在がいないだけに、清水戦での結果次第では次のチャンスがあるかもしれない。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 しかし、そうした攻撃的なプレーも、守備をこなしてこそ評価される部分である。2日間の練習で、ディフェンスのメカニズムも徐々に理解してきた手応えはあるという。13日の清水との練習試合では、1対1の守備を意識しながら、得点チャンスを窺っていくつもりだ。
 
「試合が一番のアピールチャンスだと思っている。まずは、守備で絶対に負けないと意識してゲームに入る。CBやサイドハーフの選手ともしっかり連係を取っていきたい。そこから得点のチャンスを掴めるようにクロスやセットプレーを意識していく」
 
 今回の合宿では、同じレフティで鋭いクロスを得意とする三丸拡(鳥栖)も初招集された。生き残りをかけたサバイバルにおいてはライバルだが、「お互いが刺激し合える良い関係」とポジティブに捉える。リオ五輪まで残り約4か月――。序列の底辺から本大会のメンバー入りにのし上がるのは決して容易ではないが、19歳の若武者は限られたアピールのチャンスを活かして五輪への扉を開けるだろうか。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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