2連続ドロー、C大阪の現在地。香川真司の見解「やっぱりメンタリティ」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2024年03月03日

「2点目を取れる力もある」

先制弾のL・セアラ。クロスをうまく収めて左足を振り抜いた。写真:永島裕基

画像を見る

 結局、これで勝点3を逃してしまったセレッソ。試合内容は明らかに鹿島を上回っただけに、この結果は納得いかないものだった。小菊昭雄監督は「2試合終えて負けていないのはポジティブ」と前向きにコメントしていたが、ここで勝ち切れるチームにならないと、いつまでもタイトルに手が届かないというのも事実だろう。

 かつてドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドで優勝経験のある香川もこう語っていた。

「セレッソがもう一段階上がるためには、やっぱりメンタリティ。圧を受けながらもしっかりと防ぎきる、ゼロに抑えることをチームとして求めなきゃいけない。そういうこだわりを貪欲に求めていかないと上には行けない。

 この試合に関して言えば、1点を取った後、極端に守備への意識が早すぎた。今のチームにはうまくコントロールできる選手もいるし、2点目を取れる力もある。それなのに後手に回ってしまったと思います」
 
 彼が指摘するように、勝ち切るための細部の徹底がまだまだ不足している印象は否めない。前線の迫力と推進力、中盤の構成力、タレント力はリーグ随一と言っても過言ではないだけに、小さな綻びをなくし、追加点を取れるような試合巧者になること。それが今のセレッソに必要不可欠なテーマなのだ。

「よくない内容を勝点3にしてしまうのが鹿島の強さ」と鈴木が語っていたが、そういったしたたかさ、老獪さをどう身につけていくのか。香川や登里らベテランが中心となってそこに取り組んでいくしかない。

 開幕2戦ドローで14位というのは、明らかに今のセレッソの立ち位置ではない。レオ・セアラ、ルーカス・フェルナンデスの怪我という不安要素もあるが、ここからフィニッシュと守備をブラッシュアップし、内容に見合った順位に上がること。それが早急の課題と言っていい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

【記事】「小栗旬の上腕二頭筋やば!」香川真司が兄貴と慕う大物俳優との“筋肉比べ”にファン衝撃!「イケメンな2人」「いい笑顔だ」
 
【関連記事】
「何回走っても(パスが)出てこない」名SB駒野友一が“不満”だった元日本代表は?「こき使われて、しんどい」
「めっちゃいい、キレッキレ」“稀代のテクニシャン”松井大輔が驚嘆した21歳のアタッカーは? 「ディフェンスは絶対に取れない」
「2人の目線が恐かった」松井大輔、若き日の日本代表で“パスをくれなかった”2選手を告白「おまえ外すからやらないって...」
「岡ちゃんお疲れ様」香川真司が引退発表の岡崎慎司に労いメッセージ!“変顔ショット”にファンは「Wシンジ大好き」「いい写真」
「小栗旬の上腕二頭筋やば!」香川真司が兄貴と慕う大物俳優との“筋肉比べ”にファン衝撃!「イケメンな2人」「いい笑顔だ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ