群馬――好守に奮闘した松下がMOM。マテウスはJデビューを飾る。

【警告】千葉=山本(42分) 群馬=松下(32分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】松下裕樹(群馬)

注目のルーキー・瀬川は不発に終わる。自慢のスピードは鳴りを潜め、攻撃を牽引することはできなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
【群馬|採点・寸評】
GK
1 清水慶記 6
前半に船山のヘッドを片手でセーブし、ピンチを防ぐ。CKになりそうなボールを足で掻き出し、スローインにしたシーンなどプレーの細部から勝利への気持ちが窺えた。
DF
4 坪内秀介 6
押し込まれた時間帯でも、冷静な判断で対処し、対面する吉田を封殺した。ただ、サイドに引っ張り出され、中央が手薄になる場面もあり、改善は必要だ。
16 川岸祐輔 6
野武士のような風貌で、千葉攻撃陣の前に立ちはだかった。空中戦で強さを発揮し、前方から来るボールを撥ね返した。60分に負傷し、痛みに耐えながらも、気迫のこもったプレーで最後までチームを引き締めた。
20 石川大徳 5.5
長澤と船山のポジションチェンジについていけず、クロスに先に触られた。戻りが遅く、背後を突かれるシーンも散見された。
24 高瀬優孝 6
何度もサイドを駆け上がり、クロスを入れた。相手SBの対応にも迫られ、守備の負担が大きいなか、小池との1対1ではほぼ負けなかった。
MF
2 舩津徹也 6
松下がプレスに行った際に、後ろでスタンバイ。チャレンジ&カバーを徹底し、山本とアランダだけでなく、背後から下りてきた長澤の自由も封じた。こぼれ球への反応も早く、カウンターを未然に防いだ。
13 高橋駿太 5.5
やや中央気味に位置取り、サイドのスペースを空け、高瀬の攻め上がりをサポート。しかし、自身はボールを持つ機会が少なく、存在感は薄かった。
17 常盤 聡 5.5(62分OUT)
序盤には一度、切れ味鋭いドリブルでバイタルエリアに侵入したが、その後はボールが入って来ずに、脅威を与えられなかった。長澤との接触で顔面を負傷し、無念の途中交代。
26 瀬川祐輔 5.5(83分OUT)
後半は、ゴール前への果敢な飛び出しが光った。しかし、押し込まれる展開で守備に奔走し、積極的な仕掛けが見られなかった。
30 松下裕樹 6.5 MAN OF THE MATCH
出足の早い寄せで相手を潰し、事前にピンチの芽を摘み取った。攻撃では、SBの攻め上がりに合わせて正確なロングボールを供給。まさに“大黒柱”の働きだった。
FW
18 小牟田洋佑 6(90+3分OUT)
高さを活かしたポストワークで攻撃の基準点となり、スムーズな攻撃を演出。前線で精力的にボールを追いかけ、守備でも貢献した。
交代出場
MF
6 小林竜樹 6(62分IN)
負傷した常盤に代わり、途中出場。トップよりやや下がり目でボールを受け、攻撃にアクセントを加えたが、周囲との息が合わず、パスミスも多く見られた。
MF
10 マテウス -(83分IN)
瀬川と代わり、Jデビューを飾る。終盤に一度ドリブルを仕掛けるも、キレがなく、万全の状態からは程遠いようだ。
MF
32 中村 駿 -(90+3分IN)
守備固めのために、最終盤に投入された。プレー時間は短く見せ場はなかった。
監督
服部浩紀 6
前半はサイド攻撃の意識が見られたが、機能しなかった。しかし、そこから無理をせず、守備を固めるゲームプランに変更し、狙い通り勝点1をゲット。その割り切りは評価して良いだろう。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
GK
1 清水慶記 6
前半に船山のヘッドを片手でセーブし、ピンチを防ぐ。CKになりそうなボールを足で掻き出し、スローインにしたシーンなどプレーの細部から勝利への気持ちが窺えた。
DF
4 坪内秀介 6
押し込まれた時間帯でも、冷静な判断で対処し、対面する吉田を封殺した。ただ、サイドに引っ張り出され、中央が手薄になる場面もあり、改善は必要だ。
16 川岸祐輔 6
野武士のような風貌で、千葉攻撃陣の前に立ちはだかった。空中戦で強さを発揮し、前方から来るボールを撥ね返した。60分に負傷し、痛みに耐えながらも、気迫のこもったプレーで最後までチームを引き締めた。
20 石川大徳 5.5
長澤と船山のポジションチェンジについていけず、クロスに先に触られた。戻りが遅く、背後を突かれるシーンも散見された。
24 高瀬優孝 6
何度もサイドを駆け上がり、クロスを入れた。相手SBの対応にも迫られ、守備の負担が大きいなか、小池との1対1ではほぼ負けなかった。
MF
2 舩津徹也 6
松下がプレスに行った際に、後ろでスタンバイ。チャレンジ&カバーを徹底し、山本とアランダだけでなく、背後から下りてきた長澤の自由も封じた。こぼれ球への反応も早く、カウンターを未然に防いだ。
13 高橋駿太 5.5
やや中央気味に位置取り、サイドのスペースを空け、高瀬の攻め上がりをサポート。しかし、自身はボールを持つ機会が少なく、存在感は薄かった。
17 常盤 聡 5.5(62分OUT)
序盤には一度、切れ味鋭いドリブルでバイタルエリアに侵入したが、その後はボールが入って来ずに、脅威を与えられなかった。長澤との接触で顔面を負傷し、無念の途中交代。
26 瀬川祐輔 5.5(83分OUT)
後半は、ゴール前への果敢な飛び出しが光った。しかし、押し込まれる展開で守備に奔走し、積極的な仕掛けが見られなかった。
30 松下裕樹 6.5 MAN OF THE MATCH
出足の早い寄せで相手を潰し、事前にピンチの芽を摘み取った。攻撃では、SBの攻め上がりに合わせて正確なロングボールを供給。まさに“大黒柱”の働きだった。
FW
18 小牟田洋佑 6(90+3分OUT)
高さを活かしたポストワークで攻撃の基準点となり、スムーズな攻撃を演出。前線で精力的にボールを追いかけ、守備でも貢献した。
交代出場
MF
6 小林竜樹 6(62分IN)
負傷した常盤に代わり、途中出場。トップよりやや下がり目でボールを受け、攻撃にアクセントを加えたが、周囲との息が合わず、パスミスも多く見られた。
MF
10 マテウス -(83分IN)
瀬川と代わり、Jデビューを飾る。終盤に一度ドリブルを仕掛けるも、キレがなく、万全の状態からは程遠いようだ。
MF
32 中村 駿 -(90+3分IN)
守備固めのために、最終盤に投入された。プレー時間は短く見せ場はなかった。
監督
服部浩紀 6
前半はサイド攻撃の意識が見られたが、機能しなかった。しかし、そこから無理をせず、守備を固めるゲームプランに変更し、狙い通り勝点1をゲット。その割り切りは評価して良いだろう。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)