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【バイタルエリアの仕事人】vol.37 乾貴士|「不思議と言うか、尋常じゃない」理想の選手像はスペイン時代に対戦したマエストロ、ドイツでの日本人対決は「めちゃくちゃ嫌でした」

カテゴリ:Jリーグ

中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年02月29日

「三笘君と久保君は、どこまで成長するか楽しみ」

スペイン時代には学ぶことが多く、攻守において賢い選手が多かったという。(C)Getty Images

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 これまで乾はヨーロッパではドイツ、スペインのクラブを渡り歩き、日本代表としてもロシア・ワールドカップを戦った。世界を知るアタッカーは、Jリーグと欧州リーグの違いをどう感じているのだろうか。また、今やほとんどの選手が海外でプレーするようになった日本代表についても訊いてみた。

――◆――◆――

 Jリーグは極端に言うと、一回一回の攻撃と守備がはっきりと分かれていて、テンポが一定な気がしますね。ヨーロッパでは攻撃をしていたのにすぐに守備になったり、守備からまた攻撃になったという感じで、サッカーのリズムが全然違いますね。あとは強度の部分もやはり差はあります。

 今の日本の若い選手たちは、海外で挑戦したいのであればすぐにでも行くべきだとは思いますけど、人それぞれではありますし、それが必ずしも正解であるとも思いません。ヤットさん(遠藤保仁)や(中村)憲剛さんみたいにあれだけ上手くて、海外に行かずとも代表で戦える選手もいます。
 
 でもそれは、あの2人がかなり稀なんだと思いますし、今の時代は日本代表でもほとんどが海外組というのも考えると、僕は海外に行くことを勧めますね。どこの国に行ったとしても、いろんなサッカーを勉強できますから。僕はスペインでプレーしていた時にかなり学ぶことがありました。攻守において賢い選手が多かった印象です。

 今の日本代表は、チームがどうこうというよりは、選手個人を見ています。特に前線には、三笘(薫)君であったり、久保(建英)君もですけど、個性を持った選手が多いですよね。彼らが強豪国を相手にどれくらいできるのだろうかというのは、いつも興味深いです。

 他にも伊東純也もそうですし、堂安律や上田綺世もいて、個のレベル的にはすごいモノを持った選手が多いなという印象です。僕が代表にいた頃よりも上手いと思います。昔に比べると日本の個々のレベルはかなり上がっていると思いますね。特に三笘君と久保君の2人は、どこまで成長するのか楽しみです。

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