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バーレーンはどんなチーム? 要注意は9番のユスフ。指揮官は元サウジ監督で5年前に対戦【アジア杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年01月26日

典型的なカウンタースタイル

バーレーンを指揮するピッツィ監督。「日本のキーマン? あえて言うなら遠藤だ」。(C)Getty Images

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 サイドに関しては、右のアリ・マダン(7番)と左のモハメド・マルフーン(8番)の速さと打開力は脅威。ヨルダン戦の決勝点も、中盤に落ちていたアリ・マダンからモハメド・マルフーンに縦パスが入り、そこからユスフにスルーパスが通って生まれたもの。

 彼らを自由にさせてしまったら相手の思う壺になってしまう。だからこそ、1対1やデュエルの部分で負けないことを徹底すべきだ。

 ある意味、典型的なカウンタースタイルのバーレーンということで、日本にしてみれば、かなりやりづらさを感じるだろう。しかもバーレーンはカタールから近く、車で3時間で移動できるという。

 となれば、次戦は熱狂的サポーターが大挙してアル・トゥマーマ・スタジアムに押し寄せるに違いない。イラク戦のような完全アウェーの雰囲気も大きな障害になるかもしれない。
 
 とはいえ、日本はインドネシア戦で復調。守備にも明らかな改善が見られている。その良い流れを持続し、失点を減らすように組織を強化していけば、そこまで相手の個人能力でやられることはないはずだ。

 そのうえで、日本らしい連動性と創造性のある攻めを繰り出していけば、バーレーンは必ず隙を見せるはず。引いたブロックを攻略する難しさは日本の前々からの課題だが、昨年11月のミャンマー戦とシリア戦のように、複数人が有効に絡みながらギャップを突いていく展開に持ち込めれば、早い時間帯にゴールを奪えるだろう。

 2月3日の準々決勝が中2日の超過密日程であることを考えると、この試合は何としても90分で決着をつけたいところ。相手を甘く見ると痛い目に遭うのがアジアカップの難しさだが、総合力では日本のほうが上。そこは改めて自信を持っていい。

「日本のキーマン? 誰か1人の個人名を挙げるのは難しいが、あえて言うなら遠藤(航/リバプール)だ」とピッツィ監督は語ったが、確かに中盤を統率する遠藤がデュエルで勝ち、日本が優位な状況でボールを持てる状況が多くなれば、勝利に近づくのは間違いない。

 遠藤を筆頭に、今大会3ゴールの上田綺世(フェイエノールト)や2得点の南野拓実(モナコ)、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)らに対し、バーレーンは高い強度のプレーで潰しにくるだろうが、そういう相手を巧みにいなすような形に持ち込めれば理想的。敵を凌駕すべく、ここからの準備期間を最大限に有効活用してほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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