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「最近は量より質」。代表6戦6発と驚異のハイペースでゴールを積み重ねる“左の点取り屋”中村敬斗の矜持【アジア杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年01月15日

三笘とのレギュラー争いも注目

代表デビューからまだ1年弱も、際立つ存在感を発揮。自身初のビッグトーナメントで盤石の地位を築けるか。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 高精度のフィニッシュワークからゴールを量産できる能力は、本当に大きなストロング。森保監督も中村の存在によって救われた部分が少なからずあったはずだ。

 2023年3月のウルグアイ戦での初キャップから、まだ1年も経過していないのに6ゴールという数字は驚異的なハイペース。2018年に代表デビューした堂安律(フライブルク)が7点、2019年にデビューした久保建英(レアル・ソシエダ)が3点なのだから、中村の凄さがよく分かるだろう。

 この調子で行けば、前回の2019年アジアカップで9ゴールをマークし、得点王に輝いたカタールのFWアルモエズ・アリの領域に達することも夢ではないかもしれない。

「別に得点を取るとかはタイミングにもよりますし、ゴールはラッキーなところもあるので、あまり気にせずに、アジアカップで日本が優勝するために頑張りたい」と本人はベトナム戦前日にフォア・ザ・チームを強調していたが、ゴールという結果はチームに対する何よりの貢献だ。
 
 そういう意味でも、中村には類まれな得点センスをここからもいかんなく発揮してほしいところだ。

 グループステージ途中、あるいは決勝トーナメント以降は左の槍・三笘薫(ブライトン)が復帰してくる。となれば、中村の出番は少なくなる可能性が高い。だからこそ、今のうちに強烈なインパクトを残し、存在感を高めておくことが肝要だろう。

 これまでオランダからベルギー、オーストリアを渡り歩き、欧州5大リーグまで這い上がった23歳のアタッカーは、ここ一番の結果の重要性を誰よりもよく分かっているはず。紆余曲折のサッカーキャリアも糧にして、自身初のビッグトーナメントで確実にチャンスをモノにすることに集中してほしい。大舞台で一気にブレイクする中村の雄姿を、期待を込めて見守りたいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
 
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