輝かしいキャリアにおいて唯一成し遂げていない仕事
CBFがアンチェロッティに関心を持っていることは事実だ。昨シーズンが終わった後、エドナルド・ロドリゲス会長が来年3月のスペインとの親善試合開催の発表を兼ねてマドリードを訪れた際に、マドリーの幹部とも話し合いの場を持った。その中でアンチェロッティも議題に挙がった。
そしてその数週間後の7月上旬に、ロドリゲスは来年のコパ・アメリカでアンチェロッティが指揮を執ることを公表したわけだが、事前にアンチェロッティは何の報告も受けていなかった。その後、一切反応しなかったアンチェロッティの行動がCBF側の一方通行だったことを物語っていた。もちろんペレスをはじめとする上層部に起こったことを全て報告している。
そしてその数週間後の7月上旬に、ロドリゲスは来年のコパ・アメリカでアンチェロッティが指揮を執ることを公表したわけだが、事前にアンチェロッティは何の報告も受けていなかった。その後、一切反応しなかったアンチェロッティの行動がCBF側の一方通行だったことを物語っていた。もちろんペレスをはじめとする上層部に起こったことを全て報告している。
アンチェロッティにとってはブラジル代表の監督就任は魅力的な話であることは間違いない。輝かしいキャリアにおいて唯一成し遂げていない仕事があるとすれば、W杯で代表チームを率いることだろう。それをブラジルという伝統国で実現できるのだ。
当初から興味を示していたのはごく自然な反応だ。とはいえ、現時点ではそれは、去就が不透明なマドリーを続投しなかった場合のプランB的な位置づけに過ぎない。CBFからはマドリーでの将来が決まるまで待つと伝えられているが、条件が整いさえすれば、アンチロッティにとってファーストオプションは続投であり続けている。
文●ダビド・アルバレス(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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