登録メンバー一人ひとりに紹介文
ピッチでは、返礼イベントであるアントラーズOBとのキッズのゲームがもう始まっている。ほかにもクラウドファンディングに参加いただいた方々には、出場メンバーとのハイタッチ、特別シート、特別チケット、エスコートパーソン、ピッチ上での記念撮影、ボールパーソン、トークショーなど1日を通じてモトフェスを楽しんでいただく企画が用意されていた。
マッチデープログラムもまた楽しい。「今日は来てくれてありがとうございます。僕よりも楽しんでくれると嬉しいです。本山雅志」と書かれた表紙。開くと登録メンバー一人ひとりに本山からの紹介文が付いている。
「ハリネズミを飼育していたんです(中村祥朗)」「激熱のうどん好き!(柳沢敦)」という愉快なものもあれば、「相手に背負われても足を出して守れる稀有なDF(昌子源)」や「周りの選手の動かし方をよく知っているし点も取れる、頭のいいCBでした(岩政大樹)」とプレースタイルを的確に評したものもある。
そして、最後のページにはクラウドファンディングへの御礼。鹿島の未来のためにと、彼とアントラーズが楽しい引退試合を準備したことが分かる。
神様ジーコの始球式から、いよいよ引退試合が始まった。豪華なスターティングメンバーのピッチの中に、見慣れない顔の選手がいる。なんとクラウドファンディングによってこの引退試合でピッチに立つ4名の方々だった。
名良橋晃は下に着ていた東福岡高校時代の赤い10番のユニホームで笑いをさらう。 サポーターはOBも含めて、すべての選手の応援チャントをスタジアムに響かせる。何度もシュートをお膳立てしてもらった本山がやっとハットトリックを決めたところで試合終了。スタジアム全体は終始笑顔で溢れていた。
引退セレモニー。スペシャルVTRが始まった。さすがに感動して本人もサポーターも涙に包まれる瞬間が来るはずだ。
マッチデープログラムもまた楽しい。「今日は来てくれてありがとうございます。僕よりも楽しんでくれると嬉しいです。本山雅志」と書かれた表紙。開くと登録メンバー一人ひとりに本山からの紹介文が付いている。
「ハリネズミを飼育していたんです(中村祥朗)」「激熱のうどん好き!(柳沢敦)」という愉快なものもあれば、「相手に背負われても足を出して守れる稀有なDF(昌子源)」や「周りの選手の動かし方をよく知っているし点も取れる、頭のいいCBでした(岩政大樹)」とプレースタイルを的確に評したものもある。
そして、最後のページにはクラウドファンディングへの御礼。鹿島の未来のためにと、彼とアントラーズが楽しい引退試合を準備したことが分かる。
神様ジーコの始球式から、いよいよ引退試合が始まった。豪華なスターティングメンバーのピッチの中に、見慣れない顔の選手がいる。なんとクラウドファンディングによってこの引退試合でピッチに立つ4名の方々だった。
名良橋晃は下に着ていた東福岡高校時代の赤い10番のユニホームで笑いをさらう。 サポーターはOBも含めて、すべての選手の応援チャントをスタジアムに響かせる。何度もシュートをお膳立てしてもらった本山がやっとハットトリックを決めたところで試合終了。スタジアム全体は終始笑顔で溢れていた。
引退セレモニー。スペシャルVTRが始まった。さすがに感動して本人もサポーターも涙に包まれる瞬間が来るはずだ。
しかし、ピッチの真ん中にいる本山はといえば、まず44歳にして萌え袖だ。オリベイラ、ビスマルクなどスペシャルメッセージが流れると、そのたびにビジョンにお辞儀を繰り返す。
時々ピッチサイドにいるご両親に向かって手を振る。見せ場の10冠、三連覇の映像では坊主頭の自分の姿に頭を抱える。まったく泣かせてもらえないまま引退セレモニーが終わってしまう。
最後は鹿島アントラーズの伝統。ゴール裏のサポーターシートに登って赤いメガホンを持つ。
「応援ありがとうございました。今、アントラーズは6年間優勝から遠ざかっています。僕も5年間優勝できなかった時が一番辛かったです。でも折れずに頑張り続けて、そのあとの10度目の優勝、三冠につながりました。だから今きついですけど、いっしょに応援よろしくお願いします」
自分の引退コメントというより、もはや鹿島アントラーズのスタッフからのお願いコメントである。
時々ピッチサイドにいるご両親に向かって手を振る。見せ場の10冠、三連覇の映像では坊主頭の自分の姿に頭を抱える。まったく泣かせてもらえないまま引退セレモニーが終わってしまう。
最後は鹿島アントラーズの伝統。ゴール裏のサポーターシートに登って赤いメガホンを持つ。
「応援ありがとうございました。今、アントラーズは6年間優勝から遠ざかっています。僕も5年間優勝できなかった時が一番辛かったです。でも折れずに頑張り続けて、そのあとの10度目の優勝、三冠につながりました。だから今きついですけど、いっしょに応援よろしくお願いします」
自分の引退コメントというより、もはや鹿島アントラーズのスタッフからのお願いコメントである。