「逃げ道は用意されていない」
確かに代表で長くプレーし続けるというのは本当に難しい。内田も酒井宏樹(浦和)も怪我で苦しみながら、必死にキャリアを続けたのだ。代表キャップ100試合以上のプレーヤーたちを見ると、152試合の遠藤保仁(磐田)を筆頭に、142試合の長友佑都(FC東京)、126試合の吉田麻也(LAギャラクシー)と、いずれも怪我が少なかった面々ばかりだ。
リーグに欧州の大会、代表を掛け持ちする菅原は今季70~80試合をこなす計算になるが、タフさだけは自信があるという。
「怪我をすることは自分の成長を妨げると思っているので、そこだけは気にかけながらやってきて、幸いにもここまで来れてます。2024年も日本で一番重要視される元日から代表戦に行けるのは本当に名誉なこと。良いパフォーマンスを出せるようにしていきます」と彼は言う。
タイ戦、アジアカップとフル稼働した先には、本人が熱望するステップアップの道も開けてくるはず。今季のカンファレンスリーグでウェストハムと対峙した際も「このままじゃダメだ」と痛感。早く上のステージに駆け上がらないといけないと本人も躍起になっている。
リーグに欧州の大会、代表を掛け持ちする菅原は今季70~80試合をこなす計算になるが、タフさだけは自信があるという。
「怪我をすることは自分の成長を妨げると思っているので、そこだけは気にかけながらやってきて、幸いにもここまで来れてます。2024年も日本で一番重要視される元日から代表戦に行けるのは本当に名誉なこと。良いパフォーマンスを出せるようにしていきます」と彼は言う。
タイ戦、アジアカップとフル稼働した先には、本人が熱望するステップアップの道も開けてくるはず。今季のカンファレンスリーグでウェストハムと対峙した際も「このままじゃダメだ」と痛感。早く上のステージに駆け上がらないといけないと本人も躍起になっている。
「ウェストハムには2連敗しましたけど、正直、相手は70%、80%くらいでしか試合をしてなかった(苦笑)。僕らのホームの時なんかは『遊ばれた』という感覚でしたね。
もちろん向こうのホームでは100%に近いパフォーマンスを出していたと思いますけど、プレミアリーグでやってる時の彼らのプレーを分析したうえで、いざ対峙したら『全然、違うよね』って感覚になった。
『僕らって、手を抜いても対応できる相手なんだ』と思い知らされましたね。僕らがいろいろ積み重ねてきたものを簡単に凌駕する技術と経験とメンタルがあったと思います。
だからこそ、僕はそういう舞台に挑んで、自分自身を成長させるのみなんです。早くそうなるようにしていきたい。逃げ道は用意されていないし、誰も助けてくれないから、自分で何とかするしかないんですよ」
ギラギラ感を前面に押し出す菅原由勢。2024年には彼が世界最高峰に上り詰めるところをぜひとも見たい。その前にアジアカップ王者の一員になるべく、頼もしい仕事ぶりを我々に印象づけてほしいものである。
※このシリーズ了(全4回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
インタビュー①森保ジャパンで一気の地位確立。オランダでめきめきと力をつける菅原由勢、「連戦を戦い抜くタフさ」が最大の収穫
インタビュー②「あの悔しさは一生消えない」五輪&W杯落選。菅原由勢の強靭なリバウンドメンタリティ「2年は長かったけど、すごく大切な時期だった」
インタビュー③「自分がどういう選手か。全然証明できていない」“攻撃的SB”を自負する菅原由勢の本音。冨安健洋の存在も刺激に「僕とは歴然とした差がある」
もちろん向こうのホームでは100%に近いパフォーマンスを出していたと思いますけど、プレミアリーグでやってる時の彼らのプレーを分析したうえで、いざ対峙したら『全然、違うよね』って感覚になった。
『僕らって、手を抜いても対応できる相手なんだ』と思い知らされましたね。僕らがいろいろ積み重ねてきたものを簡単に凌駕する技術と経験とメンタルがあったと思います。
だからこそ、僕はそういう舞台に挑んで、自分自身を成長させるのみなんです。早くそうなるようにしていきたい。逃げ道は用意されていないし、誰も助けてくれないから、自分で何とかするしかないんですよ」
ギラギラ感を前面に押し出す菅原由勢。2024年には彼が世界最高峰に上り詰めるところをぜひとも見たい。その前にアジアカップ王者の一員になるべく、頼もしい仕事ぶりを我々に印象づけてほしいものである。
※このシリーズ了(全4回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
インタビュー①森保ジャパンで一気の地位確立。オランダでめきめきと力をつける菅原由勢、「連戦を戦い抜くタフさ」が最大の収穫
インタビュー②「あの悔しさは一生消えない」五輪&W杯落選。菅原由勢の強靭なリバウンドメンタリティ「2年は長かったけど、すごく大切な時期だった」
インタビュー③「自分がどういう選手か。全然証明できていない」“攻撃的SB”を自負する菅原由勢の本音。冨安健洋の存在も刺激に「僕とは歴然とした差がある」