【広島｜採点・寸評】
GK
１　林　卓人　６
味方の動きに迷わされたのか、失点シーンはクロスへの反応が遅れた。それ以外は、永井との１対１を防ぐなど最少失点で切り抜けた。
 
DF
５　千葉和彦　６
シモビッチの高さに屈せず、巧みにラインコントロール。64分にはイエローカードとなったが、永井のカウンターを阻む力強い守備でチームを救った。
 
19　佐々木翔　６
長身の助っ人相手にもフィジカル勝負で負けず。終盤にカンウターを受けた際も、身体を張ってピンチを防いだ。縦につけるパスの精度は今後の課題。
 
33　塩谷　司　６
千葉とシモビッチの競り合いを想定して、GKとの間のスペースをしっかりカバー。裏を取られても並走してシュートコースを消し、GK正面に打たせた。
 
MF
６　青山敏弘　5.5
プレーで若い宮原をリードした一方で、自身は相手の２ボランチの厳しいマークに苦戦。縦パスは封じられ、パスミスも少なくなかった。
 
９　ピーター・ウタカ　６
絶妙なポジション取りで中継役に。パスを出す位置やポジション修正を指示するなど、戦術理解度も高まってきている。攻撃面での新たな可能性を感じさせた。
 
14　ミキッチ　６（76分OUT）
序盤からエンジン全開で右サイドを疾走。対面の相手を意識し過ぎて、連係が合わない時間があったものの、サイドで起点を作り、チームの攻勢を呼んだ。
 
18　柏 好文　5.5
サイドを抉るまでは行くものの、クロスが通らず。自らカットインして守備を引き裂こうとしたが、自慢のドリブル突破は成功しなかった。
 
30　柴﨑晃誠　６
ミキッチのクロスに合わせ、佐藤の大記録を“アシスト”。コンビネーションにも上手く絡むも、70分の決定機ではシュートをふかしてしまった。
 
37　宮原和也　6.5
森﨑和に代わってボランチでスタメン出場。フィジカルの強さを活かした対人守備とプレスバックが光り、中盤でしっかりボールを刈った。
 
FW
11　佐藤寿人　６（58分OUT）
最終ラインと常に駆け引きし、ラインブレイクのチャンスを狙う。158点目は会心のゴールではなかったが、“そこにいる”のがさすが。先制点を献上するパスミスを犯し、チームも勝てなかったゆえに及第点止まりとした。
 
交代出場
FW
10　浅野拓磨　5.5（58分IN）
スピードで脅威を与えるも、２度のシュートはいずれも枠外。GKとの１対１の場面もあっただけに、確実に仕留めたかったところだ。
 
MF
16　清水航平　－（76分IN）
残り時間も考え、ボールが入ったらすかさずドリブル突破を敢行。相手の枚数をかけた守備に阻まれたものの、攻撃の圧力はミキッチにも劣らなかった。
 
監督
森保 一　5.5
相手の出方にかかわらず、自分たちのスタイルを貫徹。公式戦の連敗は４で止めたが、中央を固める相手に対しての崩しはまだまだ発展途上だ。
 
取材・文：小田智史（サッカーダイジェスト編集部）
 
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※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。