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「ドリブルは危険だが、クロスの精度が低い」やむなく途中出場の三笘薫、ブライトン番記者は“キレのなさ”を指摘。終盤のボレーは「決めて欲しい」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リッチー・ミルズ

2023年12月12日

決定力不足が響いているのは明らか

 時間が進むにつれシーガルズは攻撃のギアをさらに上げたものの、今度はバーンリーのゴールキーパー、ジェームズ・トラフォードがファインセーブを連発した。

 迎えた63分。右サイドからカットインしたサイモン・アディングラが、逆サイドの三笘へクロス。三笘はダイレクトで合わせたが、ボールは大きくバーを越した。67分には、サイドでボールを受け、ボックス内まで前進。右アウトサイドでマイナスのパスを送ったが、中央に走りこんだエバン・ファーガソンの半身程度後方に入り、アイルランド代表はバックヒールでシュートを試みるのが精いっぱいだった。

 それでも77分にアディングラがグロスから絶妙のクロスをヘディングで決めて、試合を振り出しに戻す。コートジボワール代表にとっては三笘を上回る今季4得点目となった。

 このゴールの影響もあってか、バーンリーはブライトンの右サイドにも注意し始める。同時にこれが左サイドの三笘によりスペースを与え、アディショナルタイム2分には、そのスペースを利用した三笘が逆サイドへ好クロスを上げる。だがファーサイドで待つジャック・ヒンシェルウッドのヘディングシュートは、バーを越えた。
 
 同7分、試合終了間際には、ビリー・ギルモアからの右クロスを逆サイドでフリーだった三笘がダイレクトボレー。しかしトラフォードがこの日10セーブ目となるファインセーブを再び繰り出して、決勝弾を阻んだ。簡単なシュートではなかったが、ここは決めて欲しい場面だった。
【動画】三笘に訪れた試合終了間際のビッグチャンス
 そのまま試合は終了。シェフィールド・ユナイテッド戦、エバートン戦、フラム戦に続いて再び勝ちきれずに勝点3を奪えなかった。スタッツを見るとボール支配率は72パーセント、シュート数は29本。決定力不足が響いているのは明らかである。

 木曜日に行われるヨーロッパリーグのマルセイユ戦。グループ首位の座を勝ち得るためには、前半からベストチームをピッチに送り込む必要がある。果たして三笘は先発出場してチームの勝利に貢献できるのだろうか。

取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
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