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シリア戦で3ゴール演出。2023年森保ジャパン“最大の発見”は菅原由勢だ。10戦中7試合でスタメン抜擢。代表史上最強の右SBに――

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年11月22日

まだまだ伸びしろがあるはず

オランダに渡って今季で5シーン目。ビッグクラブ移籍も囁かれる赤丸急上昇のタレントだ。(C)Getty Images

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 さらにシリア戦では「FKも蹴れるサイドバック」という点もアピールした。それが後半開始2分のチーム4点目だ。

 FKを久保が蹴ると見せかけてヒールで流し、そこに走り込んできた背番号2がペナルティエリア外側から決めきった一撃は迫力十分だった。
【動画】久保はフェイク、すかさず菅原が右足を振り抜き、ゴールにぶち込む!
 これが菅原にとっての記念すべき代表初ゴール。AZでは右MFをこなすこともある選手だけに、得点力を研ぎ澄ませてくれればいい。

 もう1つ、付け加えると、今回は終盤になって南野拓実(モナコ)と堂安律(フライブルク)が登場。菅原は伊東、久保、堂安の3人と右の縦関係を形成することになったが、決して戸惑うことなく「活かし・活かされる関係」を瞬時に実践していたのだ。

「今は純也君とやる機会が多いので、お互いを分かり合ってる部分はあるのかなと思いますけど、他の選手と組んでも良さをしっかり出していこうとしている。ピッチ内で同じ絵を描ければ、それも脅威になると思うので、本当にいろいろ楽しみですね」と本人は多彩なコンビを前向きに捉えていたが、それがしっかりと形になりつつあるのも確かだ。
 
 伊東という驚異のスピードと打開力を誇るアタッカーがいる今、背後から彼をサポートできる菅原の存在価値は非常に大きい。2024年以降は彼との縦関係を軸に、久保や堂安ともさらに多彩な攻撃が仕掛けられるようになってくれれば理想的である。

 結局、日本はシリアを5-0で一蹴したが、右サイドで攻守両面に存在感を発揮した菅原のパフォーマンスは特筆すべきものがあった。長年代表をリードしてきた酒井宏樹(浦和)が外れた今年、右サイドバックで彼が急成長したことはチームにとって最大の発見であり、収穫ではないか。こういうサッカーIQの高い選手はまだまだ伸びしろがあるはずだ。

「攻撃だけできてもダメだと思うし、守備だけできてもダメ。今のサイドバックに求められるものは非常に高いレベルになっているので、それを両面で表現し、レベルアップできるようになっていきたいと思います」と本人も目を輝かせていた。

 菅原が日本代表史上最強の右サイドバックになってくれれば、右サイドの破壊力はより一層増す。彼には代表で確固たる地位を築いた今年の成長を力にして、さらなる進化を遂げてほしいものである。

文●元川悦子(フリーライター)
 
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