ダブルボランチは、9月シリーズでともに圧巻の存在感を発揮した遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティング)が不動。トルコ戦でコンビを組んだ田中碧(デュッセルドルフ)と伊藤敦樹(浦和レッズ)が牙城を崩すのは現時点では厳しい。3番手争いは、伊藤が田中を猛追している。
9月は怪我で招集外となった旗手怜央(セルティック)は、便宜上ボランチに置いたが、6月シリーズで示したように、やはり最も機能するのは4-3―3のインサンドハーフ。彼の出場時は、そのような形になるのではないか。
鎌田が不在のトップ下には、絶好調の久保建英(レアル・ソシエダ)が入るだろう。今季のラ・リーガでは、7戦5発と手が付けられない状態。代表でもその決定力に期待が懸かる。
リーグ・アンで8月の月間MVPに輝いた南野は、クラブでは2シャドーの一角で輝きを取り戻した。第二次政権では初選出となった森保ジャパンでも、サイドではなくトップ下で起用されると見る。
三笘もうかうかはしていられない
右サイドハーフは、出場すれば必ず結果を残す伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)が担う。もちろん、ソシエダと同様に久保をこのポジションに置くオプションもあり、その際はトップ下に南野が入るだろう。
左サイドハーフは、崩しの急先鋒である三笘薫(ブライトン)はもちろん外せない。ただ、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)もトルコ戦で2ゴール、ここ4戦で3発と代表での地位を着々と築いており、うかうかはしていられない。その献身性でクローザー的な役割になっている前田大然(セルティック)は、限られた時間で攻撃面をアピールできるか。
この10月シリーズで、伊東、久保、三笘が並ぶ“魅惑の2列目”が初めてスタメンで見られそうだ。このトリオが機能すれば破壊力は絶大で、この2試合の最大のポイントといっていいかもしれない。
CFはドイツから1ゴールの上田綺世(フェイエノールト)が軸。2列目を活かすなら、そのポストワークの巧さも重要となる。代表では自慢の決定力を発揮しきれていない古橋亨梧(セルティック)と森保ジャパンへの生き残りで正念場を迎えている浅野拓磨(ボーフム)が2番手を争う構図だ。
文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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