「“あの悔しさ”は一生忘れないし、もう二度と経験したくない」
そして54分には、エリア内の左でボールを受けると、冷静にゴール前の前田遼一にプレゼントパスを送る。
「(前田)遼一さんが凄く欲しがっていたので(笑)。あそこでシュートに行く選択肢もありました。でも、僕は一番良い選択を心掛けている。ゴールはもちろん大切ですが、それ以外の部分も含めてサッカーなので。ゴールに絡まなくても評価されていいプレーはあるし、チームのために1試合1試合戦うだけです」
今季から副キャプテンを任され、責任感が増した東は、エゴ(個のパフォーマンス)よりもチームの勝利を求めているように見えた。
「僕自身、去年は本当に悔しい想いをした。この味スタで鳥栖戦(15年11月22日)の後、(チャンピオンシップの出場権を逃して)涙したのを今でも覚えている。あの悔しさは一生忘れないし、もう二度と経験したくない。だから、こうやって一つひとつの試合をクリアしていって、タイトルを掴まないといけない」
ピッチの内外で充実している東には、今季爆発しそうなオーラがある。昨季の悔しさ、そして守るものがひとつ増えた責任感の両方が、この男のひとつ上のステージへと引き上げる原動力となるはずだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
「(前田)遼一さんが凄く欲しがっていたので(笑)。あそこでシュートに行く選択肢もありました。でも、僕は一番良い選択を心掛けている。ゴールはもちろん大切ですが、それ以外の部分も含めてサッカーなので。ゴールに絡まなくても評価されていいプレーはあるし、チームのために1試合1試合戦うだけです」
今季から副キャプテンを任され、責任感が増した東は、エゴ(個のパフォーマンス)よりもチームの勝利を求めているように見えた。
「僕自身、去年は本当に悔しい想いをした。この味スタで鳥栖戦(15年11月22日)の後、(チャンピオンシップの出場権を逃して)涙したのを今でも覚えている。あの悔しさは一生忘れないし、もう二度と経験したくない。だから、こうやって一つひとつの試合をクリアしていって、タイトルを掴まないといけない」
ピッチの内外で充実している東には、今季爆発しそうなオーラがある。昨季の悔しさ、そして守るものがひとつ増えた責任感の両方が、この男のひとつ上のステージへと引き上げる原動力となるはずだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)