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「もう、本当にギリギリ」神戸エース武藤嘉紀、体調不良を乗り越えて大一番を“完走”。ポジションは関係なし「センターバックでも」

カテゴリ:Jリーグ

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年09月30日

「もう本当に、チームが勝つなら、なんでもするつもり」

インタビュー後、1人遅れてサポーターのもとへ向かった武藤。とびきりの笑顔が弾けた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 100パーセントではない自分は、試合に出ないほうがいいのではという葛藤があった。それでも先発でピッチに立ち続けたのは、人一倍勝利への執念があったからだ。

「いや、もう、本当にギリギリ。チームに迷惑かけてしまうかなとも思いましたけど、何がなんでも、やっぱり勝点を積み重ねたかったですし。出ないでチームが負けてしまったら後悔もすると思ったので。本当にそういう、なんていうのかな、みんな怪我だったり色んなことがあったなかで、チームのために戦っているので、そういったのが今日もプレーに出ていたし、本当に気持ちのこもった試合だったんじゃないかなと思います」

 右ウイングでの出場が多い武藤だが、この日は久々の先発の飯野七聖が同ポジションを務めるなか、大迫に代わりCFに入るまで、左ウイングでプレーした。サイドが変われば、見える景色は大きく変わるが、経験豊富な31歳にまったく問題はなかった。
 
「僕はどこでもできるので。裏にも抜けれますし、足もとで勝負もできます。飯野が久しぶりに出て、本当に僕自身も嬉しく思いますし、あれだけエネルギッシュに戦ってる姿を見ると、負けてらんないなと。やっぱり、全員がチームのために走った結果が、今日この結果に繋がったんじゃないかと思います。

 もう本当に、チームが勝つなら、なんでもするつもりです。たとえ、センターバックで出てくれって言われても100パーセントを出すつもりですし。とにかく、チームがこういう良い状況にいれるのは、間違いなくみんなが犠牲心を持って淡々とプレーできてるからだと思う。勝点が少し離れたからといって止めずに、とにかく続けていくことが重要です」

 残りは5試合。慢心はない。神戸のエースは力強く意気込みを示し、取材エリアを去っていった。

「いや、まだまだですね。本当になんも成し遂げてないですし、マリノスは優勝を何度も経験しているチーム。ここで諦めるようなチームじゃないと分かっているので。僕らは一戦一戦、全力でやり切って、勝点を重ねていく。ただそれだけです」

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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