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【磐田】名波監督の手腕はいかに? 課題は散見されるも「アクションサッカー」は徐々に浸透

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年02月07日

ジェイ頼みの得点力では厳しくなる。新たな攻撃パターンの確立が必要。

今季新潟から期限付き移籍を終えて復帰した山本。新潟での成長を今季の戦いに活かしたい。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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昨季、名波監督によって左SBからボランチにコンバートされ、新境地を開いた宮崎。今季も両ポジションでの併用の可能性はありそうだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 キャンプから本格的に取り組む戦術面の落とし込みも浸透し始めた。守備の立ち位置の確認から取り組んだ指揮官は、「北九州戦が60パーセントなら、清水戦は70パーセントに上がった。自発的にボールを奪う状況も増えた」と手応えを掴んでいる。
 
 ただ、清水戦では、鄭大世のボールキープや大前元紀のスペースに抜け出す動きに苦しみ、決定的なピンチを何度も作られた。個でも組織でも堅実な対応ができたとは言い難い。J2で戦った昨季は相手のミスに救われる場面も多かったが、J1では少しのほころびが失点に直結する。個人能力の高い選手をいかにして抑え込むか。この課題をクリアしなくては、再びJ2転落の危機を迎えることになるだろう。
 
 攻撃の形をなかなか作り出せなかったのも気がかりだ。足を痛めている昨季J2得点王の元イングランド代表FWのジェイは開幕までに間に合うとみられるが、どこまでコンディションが上がるかは分からない。エース頼みでは、長いシーズンを見越しても厳しく、新たな攻撃のパターンを早急に見出したい。
 
 名波監督にとっては指揮官として初めてのJ1。清水戦後には「J1で戦うイメージはできている。ただ、どこまでやれるかは未知数」と語った。
 
 現役時代にクラブの黄金期を築いたレジェンドの手腕に注目が集まるなか、「いきなり優勝するとは言えない。今はいろんなものを確立していく時期。(J2降格で)一度壊してしまったものが立ち直っているところを見せたい」と足もとを見据えた着実なチーム作りを進めていく。
 
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