GKのレギュラー争いも見逃せない
選手のコンディションを踏まえたうえでターンオーバーも想定されるなか、注目すべきポイントはいくつかある。
最大の焦点は中盤の組み合わせだ。インサイドハーフとアンカーのポジションで、クラブでレギュラーを張っている選手は川﨑颯太(京都)、松木玖生(FC東京)の2人。だが、彼らは3日の日曜日にリーグ戦を消化したうえで合流する可能性が高く、初戦でプレーできるかはコンディション次第になっている。
一方で、海外組の山本理仁(シント=トロイデン)、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、鈴木唯人(ブレンビーIF)は国内組の2人同様にリーグ戦が3日にある。新天地に活路を求めて間もなく、週末のゲームでどれだけピッチに立つかは不透明だが、カラッとした気候の欧州から移動してくるとあって、酷暑に適応できるかは懸念材料だ。
厳しい条件のなかで大岩監督はどのようなメンバーを送り出すのか注目が集まるが、期待したいのは松木だ。強度の高いプレーでチームを牽引できるか。タフに戦えるタイプであり、物怖じしない性格の持ち主であるだけに連戦で重宝されるはずだ。
またSBも起用法が流動的で、コンディション次第でスタメンが変わっても不思議ではない。今回はA代表歴を持つ右SB半田陸(G大阪)と、左SBバングーナガンデ佳史扶(FC東京)がコンディション不良や怪我などで不在となっているからだ。
一方で今回招集された選手たちは、継続して大岩ジャパンに名を連ねている面々で力は横一線。スピードとフィジカルに特長を持つ畑大雅(湘南)、左足が武器の大畑歩夢(浦和)、両SBに対応できる内野貴史(デュッセルドルフ)、戦術理解度が高い中野伸哉(G大阪)は、セントラルMF組とは異なり、日曜日に試合を控えている選手がいない点は心強い。相手に応じて使い分ける形で挑むことになりそうだ。
最大の焦点は中盤の組み合わせだ。インサイドハーフとアンカーのポジションで、クラブでレギュラーを張っている選手は川﨑颯太(京都)、松木玖生(FC東京)の2人。だが、彼らは3日の日曜日にリーグ戦を消化したうえで合流する可能性が高く、初戦でプレーできるかはコンディション次第になっている。
一方で、海外組の山本理仁(シント=トロイデン)、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、鈴木唯人(ブレンビーIF)は国内組の2人同様にリーグ戦が3日にある。新天地に活路を求めて間もなく、週末のゲームでどれだけピッチに立つかは不透明だが、カラッとした気候の欧州から移動してくるとあって、酷暑に適応できるかは懸念材料だ。
厳しい条件のなかで大岩監督はどのようなメンバーを送り出すのか注目が集まるが、期待したいのは松木だ。強度の高いプレーでチームを牽引できるか。タフに戦えるタイプであり、物怖じしない性格の持ち主であるだけに連戦で重宝されるはずだ。
またSBも起用法が流動的で、コンディション次第でスタメンが変わっても不思議ではない。今回はA代表歴を持つ右SB半田陸(G大阪)と、左SBバングーナガンデ佳史扶(FC東京)がコンディション不良や怪我などで不在となっているからだ。
一方で今回招集された選手たちは、継続して大岩ジャパンに名を連ねている面々で力は横一線。スピードとフィジカルに特長を持つ畑大雅(湘南)、左足が武器の大畑歩夢(浦和)、両SBに対応できる内野貴史(デュッセルドルフ)、戦術理解度が高い中野伸哉(G大阪)は、セントラルMF組とは異なり、日曜日に試合を控えている選手がいない点は心強い。相手に応じて使い分ける形で挑むことになりそうだ。
GKのレギュラー争いも見逃せない。今回は鈴木彩艶(シント=トロイデン)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)といった常連組に加え、FC東京で出場機会を掴んでいる野澤大志ブランドンがリストに名を連ねている。
過去の活動では鈴木が一番手として起用されるケースが多かったが、8月まで所属していた浦和では出場機会を得られていなかった。移籍後は出番を掴みつつあるが、実戦経験の面では不安が残る。
小久保もポルトガル2部リーグに籍を置くベンフィカのセカンドチームでピッチに立っているとはいえ、代表チームで絶対的な存在ではない。パリ五輪の最終予選行きが懸かった場面でいきなりの抜擢は難しいが、コンディション面ではFC東京で守護神の座を掴んだ男にアドバンテージがあるだけに、指揮官の采配に注目が集まる。
タイトなスケジュールで挑むU-22日本代表は最終予選に進めるのか。「我々のスタイルを厳しい環境で発揮していきたい」と意気込む指揮官のもと、新たな戦いに足を踏み入れる。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
「すごく興奮させられました」U-22日本代表・大岩剛監督が同じくパリ五輪を目ざすバスケ日本代表に刺激!
U-20世代の松木玖生、高井幸大、中野伸哉がアジア杯予選へ臨むU-22日本代表メンバーに選出。指揮官は「競争力を上げるうえでは非常に大きな力に」
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過去の活動では鈴木が一番手として起用されるケースが多かったが、8月まで所属していた浦和では出場機会を得られていなかった。移籍後は出番を掴みつつあるが、実戦経験の面では不安が残る。
小久保もポルトガル2部リーグに籍を置くベンフィカのセカンドチームでピッチに立っているとはいえ、代表チームで絶対的な存在ではない。パリ五輪の最終予選行きが懸かった場面でいきなりの抜擢は難しいが、コンディション面ではFC東京で守護神の座を掴んだ男にアドバンテージがあるだけに、指揮官の采配に注目が集まる。
タイトなスケジュールで挑むU-22日本代表は最終予選に進めるのか。「我々のスタイルを厳しい環境で発揮していきたい」と意気込む指揮官のもと、新たな戦いに足を踏み入れる。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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