「どんどんスピードが上がっていると感じる」
高川学園は、2年前から杉本渉スプリントコーチから走りの指導を受けている。杉本氏は陸上競技が専門だが、サッカーのスプリントに合わせた身体の使い方、筋力の使い方を細かく指導する。山本も入学してから指導は受けていたが、その重要性に気づいたのは今年に入ってからだった。
「去年はボールを収めることが自分の武器だと思っていたし、それを得意としていた。でも、福田師王選手(ボルシアMG/昨年まで神村学園)のプレーを見ていたら、収めるだけではなく、スプリントで裏に抜け出したり、逆を取ったりする方がフォワードにとって優位な状況でボールを受けられるし、走れば走るほどボールは来る。そうすればゴールの確率が上がるし、自分もストライカーとしての怖さが出ると思った」
現在、ドイツでプレーする昨年の高校ナンバーワンストライカーから刺激を受け、今、受けている指導こそが、自分が成長する大きなきっかけになると感じ、より貪欲にトレーニングに励むようになった。
「杉本コーチは股関節で走れ、今日のように天然芝のピッチだったら跳ねるように走ればスムーズに走れるなどを教えてくれました。それぞれのピッチ状況を見て、走り方を意識しながら走るようになったら、自分の中でもどんどんスピードが上がっていると感じるようになりました。実際にGPSの数値でもチーム1、2番を取れるようになって、自信になっています」
「去年はボールを収めることが自分の武器だと思っていたし、それを得意としていた。でも、福田師王選手(ボルシアMG/昨年まで神村学園)のプレーを見ていたら、収めるだけではなく、スプリントで裏に抜け出したり、逆を取ったりする方がフォワードにとって優位な状況でボールを受けられるし、走れば走るほどボールは来る。そうすればゴールの確率が上がるし、自分もストライカーとしての怖さが出ると思った」
現在、ドイツでプレーする昨年の高校ナンバーワンストライカーから刺激を受け、今、受けている指導こそが、自分が成長する大きなきっかけになると感じ、より貪欲にトレーニングに励むようになった。
「杉本コーチは股関節で走れ、今日のように天然芝のピッチだったら跳ねるように走ればスムーズに走れるなどを教えてくれました。それぞれのピッチ状況を見て、走り方を意識しながら走るようになったら、自分の中でもどんどんスピードが上がっていると感じるようになりました。実際にGPSの数値でもチーム1、2番を取れるようになって、自信になっています」
走り方は非常に重要で、足で出力を出そうとすると、ふくらはぎや腿裏の筋肉に大きな負担がかかり、足が攣りやすくなるだけではなく、肉離れなどの怪我の原因に直結する。さらにその走り方では上半身がついてこず、スピードに乗りづらかったり、軸がぶれて当たりに弱くなったりするなどのマイナスがある。
杉本コーチはいかに筋力に負荷をかけないで、よりスピードの最大値を出せるか。陸上とは違って動きの変化が多く、ショートスプリントが多いサッカー競技性に適した走り方ができるかの2つのポイントを踏まえて、アプローチをしていた。
そこに山本の意識変化によるモチベーションの向上がマッチしたため、トレーニング効率が上がり、今の躍動感溢れるプレーに繋がっているのだ。
「今は走るのが楽しいですし、持ち味になった実感は大きいです」と笑顔を見せた山本。次なる3回戦・矢板中央戦でも楽しさを感じながら、チームのために、目標である全国制覇と得点王に向けて、最前線で激しくかつ賢くスプリントを繰り返す。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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そこに山本の意識変化によるモチベーションの向上がマッチしたため、トレーニング効率が上がり、今の躍動感溢れるプレーに繋がっているのだ。
「今は走るのが楽しいですし、持ち味になった実感は大きいです」と笑顔を見せた山本。次なる3回戦・矢板中央戦でも楽しさを感じながら、チームのために、目標である全国制覇と得点王に向けて、最前線で激しくかつ賢くスプリントを繰り返す。
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