相手ベンチや周囲の声にも…
攻撃力だけではない、佐藤の最大の魅力は強さと駆け引きの上手さが凝縮されている1対1の守備だ。プレミアリーグEASTでは尚志の安斎悠人、青森山田の川原良介といった強烈なドリブラーとのマッチアップで、その才能を随所に披露している。
「相手の利き足がどっちか、重心の掛け方、間合いの取り方を事前のスカウティングや試合での動きで把握しながらプレーしています」と語るように、相手の情報を常に収集、蓄積させて、そのデータに基づいて自分の守備アプローチを変化させていく。クロスステップ、サイドステップ、そしてターンなどのステップワークもスムーズで、常に相手の意図に蓋をするようなディフェンスを見せる。
佐藤の能力で筆者が一番リスペクトをしているのが『傾聴力』にある。取材をしていてもこちらの意図をしっかりと把握して、それに即した言葉を発することができるし、プレーの詳細を覚えているからこそ、かなり踏み込んだディスカッションができる。
「相手の利き足がどっちか、重心の掛け方、間合いの取り方を事前のスカウティングや試合での動きで把握しながらプレーしています」と語るように、相手の情報を常に収集、蓄積させて、そのデータに基づいて自分の守備アプローチを変化させていく。クロスステップ、サイドステップ、そしてターンなどのステップワークもスムーズで、常に相手の意図に蓋をするようなディフェンスを見せる。
佐藤の能力で筆者が一番リスペクトをしているのが『傾聴力』にある。取材をしていてもこちらの意図をしっかりと把握して、それに即した言葉を発することができるし、プレーの詳細を覚えているからこそ、かなり踏み込んだディスカッションができる。
印象的だったのが第9節・青森山田戦後の「終盤にかけて青森山田の監督が8番の選手(川原)に対して、『どんどん仕掛けろ』と言っていたので、より相手を見て守備のギアと頭の回転を早くしないと対応できないと思い、集中力をより高めた」というコメントだった。
佐藤は相手ベンチからの声や周囲の声にも耳を立てて、そのうえで相手の意図を読み取って対応する力を持っており、今後、より高いレベルに身をおけばおくほど、大きな成長を遂げるのではないかと期待を抱かせてくれる。
だからこそ、インターハイでは佐藤のさらなるブレイクに期待をしたい。真夏の北海道で俊英サイドバックがどんなプレーを見せてくれるのか。非常に楽しみだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
インターハイがいよいよ開幕! 青森山田、静岡学園など強豪集う“夏の陣”を制するのは? 注目カードや優勝候補、期待の選手を紹介!
【出場校一覧】2023年度インターハイの代表校を総チェック!
【画像】帝京、国見、鹿実、市船… 強豪校別 歴代ベストイレブン!
佐藤は相手ベンチからの声や周囲の声にも耳を立てて、そのうえで相手の意図を読み取って対応する力を持っており、今後、より高いレベルに身をおけばおくほど、大きな成長を遂げるのではないかと期待を抱かせてくれる。
だからこそ、インターハイでは佐藤のさらなるブレイクに期待をしたい。真夏の北海道で俊英サイドバックがどんなプレーを見せてくれるのか。非常に楽しみだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
インターハイがいよいよ開幕! 青森山田、静岡学園など強豪集う“夏の陣”を制するのは? 注目カードや優勝候補、期待の選手を紹介!
【出場校一覧】2023年度インターハイの代表校を総チェック!
【画像】帝京、国見、鹿実、市船… 強豪校別 歴代ベストイレブン!