優勝候補筆頭はタレントを揃える静岡の雄
2回戦の注目カードはもう1つある。これもプレミア決戦で、東福岡が初戦で海星に勝利をすれば実現する米子北対東福岡の一戦だ。
米子北は伝統の堅守速攻が今年も健在。右サイドバックの梶磨佐志、左右両足のキックが魅力の藤原壮志朗と石倉亜連のCBコンビ、そしてスピード溢れる攻撃参加が武器の2年生・樋渡蓮音が形成する4バックは強固そのもの。全員がハードワークをいとわず、隙のない守備を見せる。
一方の東福岡も今年は堅守が特徴だ。190センチのGK笈西櫂大、予測のスピードが速い保科鉄と倉岡愛斗のCBコンビがチャレンジ&カバーとラインコントロールを司る。プレミアWESTでは、米子北の1つ下である8位に位置し、失点数はリーグ4位の少なさを誇る(米子北はリーグ6位の少なさ)。この対決が実現をすれば、非常に締まった僅差のゲームになるだろう。
そして今大会の優勝候補筆頭と言えるのが、プレミアWESTの首位を独走する静岡学園だ。大会屈指のGK中村圭佑、MF福地瑠伊、右サイドハーフの高田優、そして最前線に君臨する絶対的なエースストライカーの神田奏真と、今年もトップクラスのタレントを揃える。
全体がハードワークをしながらも、個人技を発揮して崩していくサッカーだけでも見ものだが、神田の屈強なフィジカルと豊富なアイデアを活かしたポストプレーとフィニッシュワークにはぜひ注目してもらいたい。
米子北は伝統の堅守速攻が今年も健在。右サイドバックの梶磨佐志、左右両足のキックが魅力の藤原壮志朗と石倉亜連のCBコンビ、そしてスピード溢れる攻撃参加が武器の2年生・樋渡蓮音が形成する4バックは強固そのもの。全員がハードワークをいとわず、隙のない守備を見せる。
一方の東福岡も今年は堅守が特徴だ。190センチのGK笈西櫂大、予測のスピードが速い保科鉄と倉岡愛斗のCBコンビがチャレンジ&カバーとラインコントロールを司る。プレミアWESTでは、米子北の1つ下である8位に位置し、失点数はリーグ4位の少なさを誇る(米子北はリーグ6位の少なさ)。この対決が実現をすれば、非常に締まった僅差のゲームになるだろう。
そして今大会の優勝候補筆頭と言えるのが、プレミアWESTの首位を独走する静岡学園だ。大会屈指のGK中村圭佑、MF福地瑠伊、右サイドハーフの高田優、そして最前線に君臨する絶対的なエースストライカーの神田奏真と、今年もトップクラスのタレントを揃える。
全体がハードワークをしながらも、個人技を発揮して崩していくサッカーだけでも見ものだが、神田の屈強なフィジカルと豊富なアイデアを活かしたポストプレーとフィニッシュワークにはぜひ注目してもらいたい。
タレント集団の面では静岡学園に負けていないのが神村学園だ。昨年度の選手権ベスト4を経験したメンバーが軸となり、攻撃力は6位につけるプレミアWESTでもリーグ3位の27得点を誇る。
左サイドバックの吉永夢希、MF名和田我空のU-17日本代表コンビに大きな注目が集まるが、ほかにもタレントは豊富。高橋大悟(町田)の弟であるMF高橋修斗の高性能な左足、プレミアEASTで得点ランキング2位につけているFW西丸道人のフィニッシュワークの多彩さと、ゴール前での力強さは一見の価値ありだ。
プレミアEASTで6位につける前回王者の前橋育英は、優勝メンバーがごっそりと抜け、残ったのはGK雨野颯真だけとなり、シーズン序盤こそ苦しんだが、ここにきて徐々に調子を上げてきている。左利きの2年生・CB山田佳、188センチの大型CB熊谷康正、技巧派ボランチの2年生・石井陽、同じく2年生FW佐藤耕太とポテンシャルの高い選手が揃っており、この大会を境にさらに成長する力を持っている。
プレミア参加10校の中で一番苦戦を強いられているのはEAST最下位の旭川実だが、苦しい戦いのなかでも着実に選手たちは経験を積んで、たくましさを増している。強靭な下半身としなやかな身のこなしを持つFW和嶋陽佳、MF柴田龍牙らを軸にボールを保持しながら前進していくサッカーを地元開催の今大会で見せるべく、万全の状態で臨んでくるはずだ。
もちろん、ほかにも面白いチームはたくさんある。真夏の北海道でどのようなチーム、選手が主役となるのか。7日間にわたる熱き高校生たちの戦いが非常に楽しみだ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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もちろん、ほかにも面白いチームはたくさんある。真夏の北海道でどのようなチーム、選手が主役となるのか。7日間にわたる熱き高校生たちの戦いが非常に楽しみだ。
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