また、ボランチの新たな柱として期待されるパウリーニョ（前千葉）は「湘南スタイル、湘南のサッカーになるべく早く順応できるように全力を尽くしたい。このチームは高いポテンシャルを持っている。ACLなど大きく高い目標を持っていきたい」と抱負を語った。
 
　浦和から期限付きで加入した岡本拓也は「自分自身の良さである球際の強さなどを出して、チームの勝利に貢献したい」と語った。
 
　新たな守護神候補の村山智彦（前松本）は、「昨年は山雅で非常に悔しいシーズンを過ごし、不甲斐ないシーズンを過ごした。反町監督のもとで３年間やってきたことを自信に変えて、曺さんのもとで、この湘南の地で、湘南ベルマーレを盛り上げていけたらと思う」と決意を示した。
 
　そして、ジュニアユース時代から通算13年過ごした横浜から完全移籍した端戸は、「同じ神奈川県の湘南ベルマーレでのチャレンジに、非常にワクワクしている。ゴールが決まった時は、常に自分が係わっていたな、というぐらいになりたい」と意欲的だった。

　会見の冒頭、眞壁代表取締役会長が「冬夏青青」という四字熟語を引いて語った言葉が、曺監督の想いとリンクする。
 
「常緑樹は葉が落ちるが、次々に新しい葉が育ち、1年中緑に見える。すなわち冬夏青青とは、変わらぬ固い信念を表わした言葉。我々湘南ベルマーレは緑のチームだが、まさに今シーズン、この冬夏青青が問われるシーズンになる。（2年前）J2京都戦で昇格を決めたスタメンの11人のうち、昨季このクラブにいたのは６人。
 
　J1に挑むスタートの段階で京都戦の先発の5人は移籍していた。そしてまた新しい選手たちが去年の立派な結果をつくってくれたことにあらためて想いを馳せ、今日はここに今年の主役たちが並んでいる」
 
　なお会見に先立ち、株式会社ブルックス　ブラザーズ　ジャパンが湘南とオフィシャルクラブパートナー契約を締結したと発表された。このパートナーシップにより、ブルックス　ブラザーズのコレクションのひとつ「Red Fleece（レッドフリース）」がクラブの公式行事やチームの移動時に提供される。この日の会見でも選手、スタッフが着用して登壇した。
 
　今月24日には「SHONAN×FUKUSHIMA フットボールフェスティバル2016 Presented by日本端子」と題し、J3福島との試合を中心としたイベントが開催される。また同29日より沖縄キャンプが始まる。クラブとしては2012年以来4年ぶりの国内キャンプとなる。
 
 ■2016年　湘南のメンバーと背番号

Pos.	No.	名前
GK	1	村山智彦
	21	梶川裕嗣
	25	タンドウ・ベラピ
	31	伊藤　剛
DF	3	岡﨑亮平
	4	アンドレ・バイア
	6	三竿雄斗
	20	坪井慶介
	30	島村　毅
	36	岡本拓也
MF	2	菊地俊介
	5	パウリーニョ
	7	大竹洋平
	8	山田直輝
	10	菊池大介
	13	山根視来
	14	藤田征也
	16	石川俊輝
	18	武田英二郎
	22	下田北斗
	24	奈良輪雄太
	28	神谷優太
	32	齊藤未月
	33	田村翔太
FW	9	キリノ
	11	藤田 祥史
	17	端戸 仁
	19	大槻周平
	23	高山　薫