エジルはツイッター上でファンと交流。
イングランドではマウリシオ・ポチェティーノ監督(トッテナム)の誤発言が話題になった。しかしそれは険悪なものではなく、むしろ周囲の笑いを誘うものだった。
ポチェティーノ監督
「ハリー・ケインは世界最高のストライカーの一人だ。ビッグクラブが興味を持ったとしても驚かないよ。ただ、嬉しいのはケインが残留を希望している点だ。監督が売り物ではないと発言しても、選手が移籍を希望して、実現してしまった例は過去にいくつもあったからね」
「何度も言うが、トッテナムはケインを“売りたい”と思っている」
会見場が騒然とすると、アルゼンチン人監督は自らのミスに気付き、慌てて発言を修正。すると、同席したスタッフが、「君はケインを売りたくないんだろ?」とすかさずフォローする。
ポチェティーノは「そう、売りたくない。英語を間違えた(笑)。繰り返し言うが、ケインを売るつもりはない。ケインも残留を希望している」と語った。それまで硬い表情で記者会見に応じていた彼の表情がやわらいだ瞬間だった。
また、同じロンドンのライバルチーム、アーセナルに所属し、今シーズンはプレミアリーグ記録(※ティエリー・アンリの20アシスト)に迫る16アシストを記録しているメスト・エジルの、ツイッター上でのファンとのお茶目な交流も週末は話題になった。
Q.イングランドに住んでよかったと思うことはなんですか?
「サッカーへの情熱、サポーターのフェアな振る舞い、ブリティッシュジョーク、そしてジェイミー・キャラガーが大好きだよ!」
Q.左手の三本指で「M」の字を作っているゴールパフォーマンスは、メストのMを意味しているんですか?
「いや、僕のかわいい姪っ子、ミラのMを意味しているんだよ。使いたかったら使っていいからね!」
Q.アーセナルを3つの言葉で表現してください!
「familiar(仲がいい), classy(おしゃれ), traditional(伝統がある)」
Q.初めて覚えた英語はなんですが?
「もちろん、アシストだよ!……冗談さ(笑)」
Q.女性を口説くのをアシストしてくれますか?
「さすがの僕にもできないよ、ごめんね! 近くにアシストしてくれる友だちはいないのかい?」
また、エジルは自身の前線での活躍を、守備時のハードワークで支えてくれているマテュー・フラミニへ感謝を込めてか、このフランス人MFをいじるコメント残している。
Q.メッシとC・ロナウド。最高の選手はどっち?
「もちろん! フラミニさ!」
Q.バロンドールは誰だと思う?
「フラミニはノミネートされてなかったっけ?」
このやりとりは、繊細なプレーで得点を演出するエジルらしい、ファンを楽しませようとする気遣いに溢れた問答だった。今後も、ドイツ人MFの“アシスト”に期待していきたい。
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito
ポチェティーノ監督
「ハリー・ケインは世界最高のストライカーの一人だ。ビッグクラブが興味を持ったとしても驚かないよ。ただ、嬉しいのはケインが残留を希望している点だ。監督が売り物ではないと発言しても、選手が移籍を希望して、実現してしまった例は過去にいくつもあったからね」
「何度も言うが、トッテナムはケインを“売りたい”と思っている」
会見場が騒然とすると、アルゼンチン人監督は自らのミスに気付き、慌てて発言を修正。すると、同席したスタッフが、「君はケインを売りたくないんだろ?」とすかさずフォローする。
ポチェティーノは「そう、売りたくない。英語を間違えた(笑)。繰り返し言うが、ケインを売るつもりはない。ケインも残留を希望している」と語った。それまで硬い表情で記者会見に応じていた彼の表情がやわらいだ瞬間だった。
また、同じロンドンのライバルチーム、アーセナルに所属し、今シーズンはプレミアリーグ記録(※ティエリー・アンリの20アシスト)に迫る16アシストを記録しているメスト・エジルの、ツイッター上でのファンとのお茶目な交流も週末は話題になった。
Q.イングランドに住んでよかったと思うことはなんですか?
「サッカーへの情熱、サポーターのフェアな振る舞い、ブリティッシュジョーク、そしてジェイミー・キャラガーが大好きだよ!」
Q.左手の三本指で「M」の字を作っているゴールパフォーマンスは、メストのMを意味しているんですか?
「いや、僕のかわいい姪っ子、ミラのMを意味しているんだよ。使いたかったら使っていいからね!」
Q.アーセナルを3つの言葉で表現してください!
「familiar(仲がいい), classy(おしゃれ), traditional(伝統がある)」
Q.初めて覚えた英語はなんですが?
「もちろん、アシストだよ!……冗談さ(笑)」
Q.女性を口説くのをアシストしてくれますか?
「さすがの僕にもできないよ、ごめんね! 近くにアシストしてくれる友だちはいないのかい?」
また、エジルは自身の前線での活躍を、守備時のハードワークで支えてくれているマテュー・フラミニへ感謝を込めてか、このフランス人MFをいじるコメント残している。
Q.メッシとC・ロナウド。最高の選手はどっち?
「もちろん! フラミニさ!」
Q.バロンドールは誰だと思う?
「フラミニはノミネートされてなかったっけ?」
このやりとりは、繊細なプレーで得点を演出するエジルらしい、ファンを楽しませようとする気遣いに溢れた問答だった。今後も、ドイツ人MFの“アシスト”に期待していきたい。
文:内藤秀明 text by Hideaki Naito