【FC東京】GK権田が本田保有のSVホルンへ期限付き移籍。1年前には想像もできなかった“サプライズ”はなぜ起きたのか

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年01月09日

引退も考えたが、サッカーへの情熱は消えなかった。

15年3月27日のチュニジア戦では当時FC東京の同僚だった武藤らと先発出場。2-0の完封勝利に貢献した。写真:(C)サッカーダイジェスト

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 本人も戸惑いを隠せなかったはずだ。クラブの公式リリースにはこう書かれている。「昨年にオーバートレーニング症候群と診断され、みなさんにはご心配をおかけしました。一度は引退することも考えました」と。

 あくまで主観ながら、生理的な疲労を回復できなかった原因は15シーズンの第1ステージ中盤からなかなか完封ゲームがなく、前述した第2ステージの仙台戦まで毎試合のように失点していたところにもあるかもしれない。事実、7月15日の新潟戦ではアディショナルタイム(90+6分)にPKで1失点した直後、叫ぶような形で怒りを爆発させていた。

 ただ、オーバートレーニング症候群に陥ってもサッカーへの情熱は消えなかった。

「サッカーから離れてみたことで今はプレーしたい意欲が今まで以上に沸いています。この意欲を力に、欧州で一からサッカー人生を始めたいと思います」

 休養期間の間、サッカー人生について改めて考えたからでもあるだろう。FC東京の生え抜きだった権田は、この愛するクラブを一旦離れるという一大決心をする。

 新天地は、本田所有のホルン(オーストリア3部リーグ)。移籍決断の理由についてはこう述べている。

「僕はFC東京の駒沢スクールに小学校3年生で入りました。約18年間、ずっとFC東京の恵まれた環境の中で成長できました。逆を言えば、僕はFC東京以外のチームを知りません。U-15からU-18、U-18からトップチームに昇格して、進路を自分で決断することは一度もないサッカー人生を歩んできました。プロ10年目を迎えるこのタイミングで、サッカー人生で初めてチャレンジしたいと思い、今回の移籍を決断しました」

 かねてから海外志向は強かったという権田は、並々ならぬ決意で欧州への舞台に旅立つ。期限付き移籍とはいえ、新天地で成功を掴めれば、ヨーロッパでのステップアップの道も開けるだろう。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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