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【高校選手権】星稜 2-1 玉野光南|逆転弾を蹴り込んだシンデレラボーイ。大会前に急きょFWにコンバートされてレギュラーに登り詰めた加藤が、大会連覇への夢をつなぐ

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年01月02日

大会連覇を目指すうえで、加藤の存在はひとつの鍵になるか。

終盤の73分にダフリながらも右足で決勝弾。加藤(25番)の一撃で星稜は逆転に成功した。写真:早草紀子

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 監督の期待を背負った加藤は、自分の持ち味を理解している。

「自分はボールを持ってなんとかするタイプではありません。ボールがないところで裏に抜けたり、守備のところで走ったり、チームのために貢献できるプレーを心掛けました」

 SBのバックアップメンバーだった選手権の県予選から、短期間でFWのレギュラーに登り詰めた“シンデレラボーイ”。「監督はチャンスをくれるし、いつもアピールしよう」という不屈の闘争心が、星稜に歓喜をもたらす決勝ゴールにつながったのかもしれない。

 FWと言われてから、元スペイン代表のビジャやベルギーのシントトロイデンでプレーする小野裕二を参考にしていたという加藤は、向上心の塊とも言えるだろう。

 中心メンバーではなくても、与えられたポジションで努力を重ね、今回の選手権ではきっちりと結果を残している。「GKとCB以外はやったことがある」という経験も、玉野光南戦の活躍に結び付く要因だった。

 星稜にとって、“シンデレラボーイ”加藤の存在は大会連覇を目指すうえでひとつの鍵になりそうだ。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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