伊藤洋輝は典型的なCB
今回の公開練習やペルー戦の印象から述べると、伊藤洋輝はリスク管理に重きを置いているように見える。本人が「一番プレーしやすいのはセンターバック」と言っているように、基本は“守りの人”だ。例えば三笘のドリブルを止められた後のケアはどうすべきかなど、ピンチを予測し、回避するための手段を考えるのがDFの仕事であるわけだから、無理にオーバーラップやインナーラップをする必要はない。というよりも、伊藤洋輝のようなDFにその役割を求めるのは酷である。
谷口が「右は縦に突破できていて、相手は嫌がっていた」と言うなら、とことん右を使えば良いだけの話だ。テストマッチなのだから左サイドの攻撃にも連係(三笘を追い越すような動き)を求めたいというなら、左サイドバックには伊藤洋輝以外、より攻撃的な選手を入れるべきだろう。
谷口が「右は縦に突破できていて、相手は嫌がっていた」と言うなら、とことん右を使えば良いだけの話だ。テストマッチなのだから左サイドの攻撃にも連係(三笘を追い越すような動き)を求めたいというなら、左サイドバックには伊藤洋輝以外、より攻撃的な選手を入れるべきだろう。
少なくとも伊藤洋輝はサイドに張り付いて縦に仕掛けるようなプレーを得意としていない。中央寄りのエリアでボールを受けて、そこから展開するほうが効果的。ペルー戦の先制弾を見ても、そういうタイプなのは理解できるのではないか。簡単に言えば、伊藤洋輝は典型的なCBだ。
ペルー戦での伊藤洋輝のパフォーマンスが悪かったわけではない。要は、伊藤洋輝のようなDFに何を求めるか、そこが重要ということだ。個人的には、左CBこそ伊藤洋輝のベストポジションで、ペルー戦では板倉とのコンビをテストすべきだったと思う。
左サイドバックの適任者については答が出ていないと考えている。早い段階で日本が数的優位となったエルサルバドル戦での森下の評価は難しく、三笘と縦のラインを築く相棒探しは冨安や中山あたりが戦列復帰してから本格化すると読む。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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