代表監督のマネジメントは、最高の成果を見込めるチームを用意すること
もともと次のペルー戦を軸に考えた森保一監督は、おそらく多少は近未来図も意識しながら遠藤航、鎌田大地、伊東純也など何人かの主力を温存した。逆に当然、エルサルバドル戦は、ラージグループや今後の可能性を探る実験の場に近かった。
最大の誤算は、親善試合なのに生真面目に早々と相手チームからひとり削り取ってしまった主審のジャッジだが、その分まだ初心者マークをつけた選手たちのテストの時間は増え、それが、測定の精度はともかく収穫となった。
最大の誤算は、親善試合なのに生真面目に早々と相手チームからひとり削り取ってしまった主審のジャッジだが、その分まだ初心者マークをつけた選手たちのテストの時間は増え、それが、測定の精度はともかく収穫となった。
日本代表を取り巻く現状を考えれば、特にホームゲームでは、こうしてむしろ挑戦を受けて立つ場に回る試合が増えてくるはずだ。もちろん今回のシリーズのように、欧州のシーズンオフでトレーニング日程も確保できるならベストメンバーの招集も悪くない。だが代表監督のマネジメントは、試合状況に応じて最高の成果を見込めるチームを用意することだ。
幸い日本代表の価値は確実に高まっており、欧州のトップリーグで活躍する選手たちでも真剣なアピールを繰り広げている。だからこそ、求められるのは指揮官のメリハリだ。さらに日本全体の底上げを図る意味でも、一層ラージグループを意識し、ハンドルに余裕を持たせた運転が必要になるかもしれない。
取材・文●加部究(スポーツライター)
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幸い日本代表の価値は確実に高まっており、欧州のトップリーグで活躍する選手たちでも真剣なアピールを繰り広げている。だからこそ、求められるのは指揮官のメリハリだ。さらに日本全体の底上げを図る意味でも、一層ラージグループを意識し、ハンドルに余裕を持たせた運転が必要になるかもしれない。
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