「自分の武器で貢献できることが楽しい」
武南に進んでからの道も平坦ではなかった。前述した通り、右サイドバックで勝負をしたが、このポジションの競争は激しく、高校2年生になると右サイドハーフで起用されるようになった。そこで徐々に手応えを掴んでいくと、「前目のポジションの方が活きるのではないか」と考えるようになった。
そして新チームになった新人戦でチーム事情からFWで起用されると、前線からの激しいプレスと、身体を張ったポストプレー、そして裏への抜け出しを発揮。大きな手応えを掴むことができた。
「もともと競り合いは得意だったので、フォワードならより自分の武器を活かせると思った。チームのためにハードワークして、ボールを収めて攻撃の時間を作る。自分の武器でチームに貢献できることが楽しいと思った」
ようやく自分の居場所をはっきりと見つけた戸上は今、チームのために身を粉にすることを心から楽しんでいる。同時に武南というチームへの誇り、感謝も深まっている。
そして新チームになった新人戦でチーム事情からFWで起用されると、前線からの激しいプレスと、身体を張ったポストプレー、そして裏への抜け出しを発揮。大きな手応えを掴むことができた。
「もともと競り合いは得意だったので、フォワードならより自分の武器を活かせると思った。チームのためにハードワークして、ボールを収めて攻撃の時間を作る。自分の武器でチームに貢献できることが楽しいと思った」
ようやく自分の居場所をはっきりと見つけた戸上は今、チームのために身を粉にすることを心から楽しんでいる。同時に武南というチームへの誇り、感謝も深まっている。
「武南は伝統あるチームで何十年も歴史があって、昔は全国トップレベルの名門であることは知っていました。今、この『武南カラー』のユニホームを着て戦えることは本当に大きなモチベーションになっています。
だからこそ、決勝では僕が点を取ってチームを勝たせることで、新しい伝統をスタートさせていきたい。大好きなこのユニホームと共に全国に戻りたいんです」
相手は望んだ昌平ではないが、それよりも戸上の頭の中は全国に返り咲く武南カラーへの献身しか考えていない。チームのために、自分のために。いよいよ18日に浦和南とのファイナルを迎える。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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