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【日本人欧州組の前半戦通信簿|DF編】長友と酒井高が努力を実らせて中盤から出場機会を増やす

カテゴリ:海外日本人

遠藤孝輔、弓削高志

2015年12月30日

ロイスを封じた酒井高の守備力。

定位置が約束されているわけではない酒井宏。ウインターブレイク期間でトーマス・シャーフ新監督にしっかりとアピールして、後半戦は好スタートを切りたいところだ。 (C) Getty Images

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酒井宏樹(ハノーファー=ドイツ)
11試合・0ゴール・0アシスト
評価=×頑張りましょう
キッカー誌の平均採点:3.95
 
 GKのツィーラーを除き、ハノーファーの守備陣で前半戦に評価を高めた選手は存在しない。酒井自身もポジショニングのミスや1対1の局面で後手に回るケースが散見された。カウンター発動時にアグレッシブな攻撃参加を見せても、肝心のアシストに繋がったクロス本数はゼロ。一時はゾルクに右SBの定位置を奪われた(※その後、ゾルクの負傷離脱に伴い、レギュラーの座に返り咲いた)。
 
 もちろん、個人の責任ではないにせよ、印象を悪くさせているのが酒井先発時のチーム成績だ。1勝9敗と散々な結果に終わっている。
 
 17節終了後にフロンツェック監督が辞任し、新たな指揮官となったシャーフの下で後半戦に臨むハノーファー。盤石の立場を築けていない酒井にとっては、ウインターブレイクでの新監督へのアピールが欠かせないところだ。
 
酒井高徳(ハンブルク=ドイツ)
7試合・0ゴール・0アシスト
評価=△可もなく不可もなく
キッカー誌の平均採点:3.93
 
 4部チームに敗れたDFBカップ1回戦で拙い守備対応を見せてしまい、開幕直前にSBのバックアッパーに転落。新天地でのリーグ戦デビューは8節まで待たなければならなかった。しかし、腐らずにトレーニングに励み、コーチ陣の信頼を回復。好調だったディークマイアーの負傷離脱も重なり、11節以降は右SBの一番手として奮闘した。
 
 磨きがかかっているのが1対1の守備対応。とくに素晴らしかったのが13節のドルトムント戦。対峙したオーバメヤンとロイスにドリブル突破を許さず、アップセットの立役者となった。
 
 ディークマイアーが復帰する後半戦の立場は不透明で、オストルツォレクの出来が不安定な左SBのレギュラーに浮上する可能性もある。
 
文:弓削高志、遠藤孝輔
 
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