優勝がかかる大一番、浦和Lが優位に立てたのは先制点まで。プレスがはまらず、縦に急ぎ過ぎ、消耗戦に引きずり込まれ、痛恨の逆転負け【WEリーグ】
カテゴリ:女子サッカー
2023年05月28日
次節、埼玉ダービーに優勝をかける
解決策を探す浦和Lに対して、長野Lは差し違える覚悟で、前半から引き続き、前線からのハイプレスを繰り出す。浦和Lがひっくり返そうと前線の菅澤優衣香、清家へのロングボールを入れても、長野Lの最終ラインも粘り強く対応した。
「長野がタイトなマークを続けて、その間にウチの攻撃陣が疲れてしまったのかなというイメージです。いつか止まるだろうと思っていたマークが、最後まで続いていて、そこのところで崩しきれなかった」と浦和Lの楠瀬直木監督。指揮官は縦に急ぎ過ぎた部分も反省項目として挙げていた。
石川璃音も「暑さがあるからこそ、少しボールを回してから攻撃をしていきたかったかなというふうに思います」。26度を超える暑さのなかで、相手ペースの消耗戦に引きずり込まれたことも苦戦の一因だった。
息継ぎのポイントが少ないゲームで、最後まで、驚異的な運動量を持続した長野Lは、68分、大久保舞のシュートで同点に追いつくと、90分には瀧澤の折り返しを鈴木日奈子が決めて逆転に成功する。
「90分、諦めずにやってくれた結果がつながった。チーム全員の勝利だと思っている。ハードワークしてくれた選手のおかげ」と田代久美子監督。トップ3との3連戦初戦を最高の形でモノにして、今季、積み上げてきたものを証明して見せた。
「長野がタイトなマークを続けて、その間にウチの攻撃陣が疲れてしまったのかなというイメージです。いつか止まるだろうと思っていたマークが、最後まで続いていて、そこのところで崩しきれなかった」と浦和Lの楠瀬直木監督。指揮官は縦に急ぎ過ぎた部分も反省項目として挙げていた。
石川璃音も「暑さがあるからこそ、少しボールを回してから攻撃をしていきたかったかなというふうに思います」。26度を超える暑さのなかで、相手ペースの消耗戦に引きずり込まれたことも苦戦の一因だった。
息継ぎのポイントが少ないゲームで、最後まで、驚異的な運動量を持続した長野Lは、68分、大久保舞のシュートで同点に追いつくと、90分には瀧澤の折り返しを鈴木日奈子が決めて逆転に成功する。
「90分、諦めずにやってくれた結果がつながった。チーム全員の勝利だと思っている。ハードワークしてくれた選手のおかげ」と田代久美子監督。トップ3との3連戦初戦を最高の形でモノにして、今季、積み上げてきたものを証明して見せた。
浦和L優勝の可能性は、次節以降に持ち越しになった(翌日の I神戸対ベレーザの試合結果がどうなっても、どちらか1チームには逆転の可能性が残るため)。
楠瀬監督は「大きな仕事を為すには、まだまだやることがたくさんあるのかなと思いました。残り2試合ですが、優勝はもとより、(今日、できなかったことを)次に向けて改善したい」と意気込む。
次節のホーム・駒場スタジアムで、大宮アルディージャVENTUSとの埼玉ダービーに、優勝をかける。
取材・文●西森彰(フリーライター)
楠瀬監督は「大きな仕事を為すには、まだまだやることがたくさんあるのかなと思いました。残り2試合ですが、優勝はもとより、(今日、できなかったことを)次に向けて改善したい」と意気込む。
次節のホーム・駒場スタジアムで、大宮アルディージャVENTUSとの埼玉ダービーに、優勝をかける。
取材・文●西森彰(フリーライター)