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ガンバ再興への道|理想の顔ぶれが未だに見えてこない。ジェバリは上手いが点取り屋としては“怖くない”、宇佐美の処遇は…[番記者の見解]

カテゴリ:Jリーグ

下薗昌記

2023年05月26日

とりわけ定まらないのはウイングの顔ぶれ

宇佐美の起用法について、指揮官にはシビアな判断を迫られる。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 とりわけ定まらないのがウイングの顔ぶれだ。ルヴァンカップの京都戦で敗れ、公式戦6連敗となったG大阪だが、この間の得点はわずかに2。4試合で無得点に終わっており、リーグ戦14試合を終えて見えてきたのは、イッサム・ジェバリは確かに上手いが点取り屋としては「怖くない」選手であるということだ。

 ポヤトス監督はジェバリのスタイルを自身にとっての理想の9番タイプだと言い切るが、ウイングやインテリオール(インサイドハーフ)がより決定的な仕事をこなせない限り、得点力不足に悩み続けることになりそうだ。

 そして「キャスティング」という意味で、指揮官がシビアな判断を迫られるのが宇佐美の処遇である。

 1対1のドローに終わった第9節・横浜FC戦は先制ゴールを含めて、後半だけでポストやバー直撃弾3本を放った宇佐美だが、インテリオールとしてはやはり、プレーの強度や運動量に課題を残すのは事実。宇佐美の起用法について、ポヤトス監督に尋ねた際、指揮官は「ボールを持った時の彼の違いは素晴らしい。それを助けて彼自身が心地よくプレーできるように助けていきたい」と話した。

 ただ、宇佐美のためにチームがあるわけではなく、チームのために宇佐美が存在するのは大原則のはずだ。
 
 それぞれの指揮官には日々の取材で口癖のように飛び出すキーワードがある。ポヤトス監督もシーズン序盤は「プロセソ(過程)」を口にし、長期的なチーム作りに目を向けていたが、新潟戦を2日後に控えた取材では、あくまでも結果にこだわる姿勢を口にした。

 第15節の新潟と第16節の福岡は、それぞれ異なるスタイルを持つチームではあるが、5連敗目を喫した難敵の横浜と異なり、昇格組と3年前までJ2を主戦場としていた相手である。この2チームに対し、結果が伴わないようだと、ポヤトス体制の先行きが危うくなりかねない。

取材・文●下薗昌記(サッカーライター)

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