バルセロナ――先制点を挙げたメッシは、出場した3大会すべての決勝でゴール。

【警告】リーベル=クラネビッテル(10分)、ポンシオ(32分) バルセロナ=ジョルディ(18分)、ラキティッチ(43分)、ネイマール(61分)、セルジ・ロベルト(72分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ルイス・スアレス(バルセロナ)

得点こそなかったものの、ネイマールは随所にらしさを発揮して2アシストを記録した。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
【バルセロナ|採点・寸評】
GK
13 クラウディオ・ブラーボ 6
バルサ首脳陣が惚れ込んだ足もとの技術はこの日も健在。ペナルティエリア内で司令塔のごとく振る舞った。77分、83分にはビッグセーブを披露。本職の部分でも輝きを放っている。
DF
3 ジェラール・ピケ 6.5
守備ではセットプレーのエアバトルにほぼ全勝。準決勝の好調を維持し、ディフェンスリーダーはこの日も抜群の安定感で最終ラインの番人と化した。
6 ダニエウ・アウベス6
控えめなスタートを切るも、24分にはネイマールのクロスに合わせ、ダイレクトボレーを放つなど持ち前の攻撃センスを披露。繰り返される上下動はいずれも効果的だった。
14 ハビエル・マスチェラーノ 6.5(81分OUT)
古巣相手にこれぞワールドクラスと言わんばかりの守備を見せた。的確なタイミングで敢行されるシュートブロックはもはや芸術の域。81分に退くまで高い集中力で最後尾を統率。
18 ジョルディ・アルバ 6
守備から入り、徐々に回転を上げ、ネイマールとの久々の縦のコンビを楽しむかのように、攻撃にも積極参加。中盤にとどまりボール支配に貢献することも忘れなかった。
MF
4 イバン・ラキティッチ 6(67分OUT)
ミドルシュートを警戒されてか、序盤は厳しいプレスに苦しむが、正確なサイドチェンジで巧みに敵の守備陣を揺さぶった。南米勢顔負けの勇敢な守備も高評価に値。
5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5
プレーが途切れるたびに最終ラインに戻り、一度ピッチ全体を見渡してから、危険地帯に飛び出していく。守備に軸足を置きながら攻撃も司れるのは、彼にしかできない芸当だ。
8 アンドレス・イニエスタ 6
自らその輝きを抑えるかのように中盤でバランサーに徹し、黒子役を見事に演じきった。MSNがビッグプレーを繰り出す手前のお膳立てをパーフェクトにこなしてみせた。
FW
9 ルイス・スアレス 7.5 MOM
準決勝でメインキャストを務めた男は、決勝でも圧倒的な存在感を放った。49分と68分に勝利を決定づける貴重なゴールを叩き込んだ。MOMは当然の評価だ。
10 リオネル・メッシ 7
36分に巧みなボディバランスでゴール前に進入。ネイマールが落としたボールを左足のアウトで巧みに流し込んだ。出場した3大会、すべての決勝でゴールを奪うという快挙を成し遂げている。
11 ネイマール 6.5(89分OUT)
メッシの先制点をアシストするなど、チームプレーに徹する前半を経て、後半は積極的にゴールにチャレンジ。得意のドリブルで違いを生み出した。
交代出場
20 セルジ・ロベルト 5.5(67分IN)
点差が開き、やや停滞気味だった中盤にダイナミズムをもたらした。アンカーを務めたブスケッツとリンクしながら鋭いプレスでリーベルMF陣から自由を奪っている。
23 トーマス・ヴェルメーレン ―(81分IN)
堅実さを売りとする左利きのCBは終盤にピッチに立ち、落ち着いてボールをさばくなどソツのないプレーを見せた。ビルドアップでの貢献も見逃せない。
24 ジェレミー・マテュー ―(89分IN)
ネイマールに代わってピッチに立ち、左サイドでリーベルの執拗なアタックをシャットアウト。地味ながら与えられた役割を的確に果たした。
監督 ルイス・エンリケ 7
準決勝のポゼッション・スタイルから一転、躊躇することなくMSN仕様のスタイルに切り替え、プレッシャーに押しつぶされることなく“ノルマ”と言われていたタイトル獲得に成功したのは見事。名実ともに名将の仲間入りを果たした。
取材・文/リーベル・プレート=塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
バルセロナ=竹田 忍(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【PHOTOハイライト】リーベル 0-3 バルセロナ
GK
13 クラウディオ・ブラーボ 6
バルサ首脳陣が惚れ込んだ足もとの技術はこの日も健在。ペナルティエリア内で司令塔のごとく振る舞った。77分、83分にはビッグセーブを披露。本職の部分でも輝きを放っている。
DF
3 ジェラール・ピケ 6.5
守備ではセットプレーのエアバトルにほぼ全勝。準決勝の好調を維持し、ディフェンスリーダーはこの日も抜群の安定感で最終ラインの番人と化した。
6 ダニエウ・アウベス6
控えめなスタートを切るも、24分にはネイマールのクロスに合わせ、ダイレクトボレーを放つなど持ち前の攻撃センスを披露。繰り返される上下動はいずれも効果的だった。
14 ハビエル・マスチェラーノ 6.5(81分OUT)
古巣相手にこれぞワールドクラスと言わんばかりの守備を見せた。的確なタイミングで敢行されるシュートブロックはもはや芸術の域。81分に退くまで高い集中力で最後尾を統率。
18 ジョルディ・アルバ 6
守備から入り、徐々に回転を上げ、ネイマールとの久々の縦のコンビを楽しむかのように、攻撃にも積極参加。中盤にとどまりボール支配に貢献することも忘れなかった。
MF
4 イバン・ラキティッチ 6(67分OUT)
ミドルシュートを警戒されてか、序盤は厳しいプレスに苦しむが、正確なサイドチェンジで巧みに敵の守備陣を揺さぶった。南米勢顔負けの勇敢な守備も高評価に値。
5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5
プレーが途切れるたびに最終ラインに戻り、一度ピッチ全体を見渡してから、危険地帯に飛び出していく。守備に軸足を置きながら攻撃も司れるのは、彼にしかできない芸当だ。
8 アンドレス・イニエスタ 6
自らその輝きを抑えるかのように中盤でバランサーに徹し、黒子役を見事に演じきった。MSNがビッグプレーを繰り出す手前のお膳立てをパーフェクトにこなしてみせた。
FW
9 ルイス・スアレス 7.5 MOM
準決勝でメインキャストを務めた男は、決勝でも圧倒的な存在感を放った。49分と68分に勝利を決定づける貴重なゴールを叩き込んだ。MOMは当然の評価だ。
10 リオネル・メッシ 7
36分に巧みなボディバランスでゴール前に進入。ネイマールが落としたボールを左足のアウトで巧みに流し込んだ。出場した3大会、すべての決勝でゴールを奪うという快挙を成し遂げている。
11 ネイマール 6.5(89分OUT)
メッシの先制点をアシストするなど、チームプレーに徹する前半を経て、後半は積極的にゴールにチャレンジ。得意のドリブルで違いを生み出した。
交代出場
20 セルジ・ロベルト 5.5(67分IN)
点差が開き、やや停滞気味だった中盤にダイナミズムをもたらした。アンカーを務めたブスケッツとリンクしながら鋭いプレスでリーベルMF陣から自由を奪っている。
23 トーマス・ヴェルメーレン ―(81分IN)
堅実さを売りとする左利きのCBは終盤にピッチに立ち、落ち着いてボールをさばくなどソツのないプレーを見せた。ビルドアップでの貢献も見逃せない。
24 ジェレミー・マテュー ―(89分IN)
ネイマールに代わってピッチに立ち、左サイドでリーベルの執拗なアタックをシャットアウト。地味ながら与えられた役割を的確に果たした。
監督 ルイス・エンリケ 7
準決勝のポゼッション・スタイルから一転、躊躇することなくMSN仕様のスタイルに切り替え、プレッシャーに押しつぶされることなく“ノルマ”と言われていたタイトル獲得に成功したのは見事。名実ともに名将の仲間入りを果たした。
取材・文/リーベル・プレート=塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
バルセロナ=竹田 忍(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【PHOTOハイライト】リーベル 0-3 バルセロナ