「最近のトレンドは、日本より中国スーパーリーグへの進出」
とはいえ、この冬にヨーロッパ進出か噂されたり、表明するKリーガーは皆無。
むしろ昨季のKリーグ・ヤングプレーヤー賞に輝いた浦項のキム・スンデ、チョン・ソンリョンやキム・スンギュだけではなく、元韓国代表で一時はパク・チソンの後継者とも言われた済州ユナイテッドのユン・ピッカラムなど、相変わらず中国リーグ進出を表明する選手が多い。ソン・ジフン記者は語る。
「最近のトレンドは、日本より中国スーパーリーグへの進出。 中国スーパーリーグは外国人GKの獲得を規制していると言われていますが、その規制がなければチョン・ソンリョンもキム・スンギュも中国行きの道を選んでいたかもしれない。
いずれにしても今や韓国人選手たちの間で人気の海外進出先は中国。Jリーグは“大卒か高卒の若い選手たちが挑戦すべき舞台”という認識がある。それだけに、ふたりのGKの日本進出を見つめる目も複雑というのが、正直なところです」
ちなみにソン記者によると、今季Kリーグでは髙萩洋一郎(FCソウル)、増田誓志(蔚山現代)らの活躍で日本人選手たちへの評価も高まっている。
「もっとも、全北現代を除いてすべてのクラブが財政的に難しい状況にあり、選手の人件費など大幅削減が不可避な状態。そんななかで新たな日本人選手獲得に動くクラブがあるかどうか……」(ソン・ジフン記者)
取材・文:慎 武宏
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
むしろ昨季のKリーグ・ヤングプレーヤー賞に輝いた浦項のキム・スンデ、チョン・ソンリョンやキム・スンギュだけではなく、元韓国代表で一時はパク・チソンの後継者とも言われた済州ユナイテッドのユン・ピッカラムなど、相変わらず中国リーグ進出を表明する選手が多い。ソン・ジフン記者は語る。
「最近のトレンドは、日本より中国スーパーリーグへの進出。 中国スーパーリーグは外国人GKの獲得を規制していると言われていますが、その規制がなければチョン・ソンリョンもキム・スンギュも中国行きの道を選んでいたかもしれない。
いずれにしても今や韓国人選手たちの間で人気の海外進出先は中国。Jリーグは“大卒か高卒の若い選手たちが挑戦すべき舞台”という認識がある。それだけに、ふたりのGKの日本進出を見つめる目も複雑というのが、正直なところです」
ちなみにソン記者によると、今季Kリーグでは髙萩洋一郎(FCソウル)、増田誓志(蔚山現代)らの活躍で日本人選手たちへの評価も高まっている。
「もっとも、全北現代を除いてすべてのクラブが財政的に難しい状況にあり、選手の人件費など大幅削減が不可避な状態。そんななかで新たな日本人選手獲得に動くクラブがあるかどうか……」(ソン・ジフン記者)
取材・文:慎 武宏
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。