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【藤田俊哉の目】“1試合の差”を感じざるを得なかったガンバのコンディション。サンフレッチェは年間を通して力を証明した

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年12月06日

日本人指揮官のなかでトップを行くふたり。来年はアジア制覇を目指してほしい。

ここ4シーズンで広島を3度の優勝に導いている森保監督。その手腕を今度は世界の舞台で活かしてほしい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 また、このチャンピオンシップで個人的に一番興味深かったのは、元Jリーガー監督の存在。森保さんと(長谷川)健太さんの対決は、去年から激しいタイトル争いを繰り広げていて、どちらも組織的に洗練されたサッカーを披露している。日本人監督が育っていないと言われることがあるけど、Jリーグのなかで、もはやこの2人の成績は群を抜いている感じだ。
 
 ほかのクラブに目を向ければ、名波がジュビロをJ1復帰に導いて、井原さんはアビスパで、それぞれいいチームを作っていると聞いている。同世代の仲間だったり先輩方のそうした活躍を見ていると、個人的にも本当に刺激を受けている。
 
 森保さんと健太さんの話に戻すと、森保さんは4年間で3回もリーグタイトルを獲得した指揮官で、健太さんにしても日本人で唯一の3冠監督という存在だよね。
 
 全盛期の岡田(武史)さん、西野(朗)さんと純粋に比べることはできないけれど、間違いなく言えるのは、Jリーグのキャリアという点では、森保さんも健太さんも同じレベル、いやそれ以上を経験しているかもしれない。元Jリーガーから転身した指揮官としての実績は群を抜いている。
 
 たとえば来シーズン、森保さんがJリーグのタイトルをふたたび獲ったとしても、僕はまったく驚かない。タイトルを獲ったことがないシーズンがたった一度しかないんだから。森保さんや健太さんが、次に目指しているのはやっぱりアジア制覇だと思う。日本代表にも求めていることだけど、アジアの勢力図において日本のクラブがつねにトップにいてほしいから。
 
 サンフレッチェは、来週から開催国枠で出場するクラブワールドカップに出場するけれど、来シーズン以降はずっと日本のクラブがアジアの代表枠を独占してほしい。いまからアジアチャンピオンズ・リーグでの彼らの戦いぶりを楽しみにしている。
 
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