「スウェーデンでは見た事がないレベルの選手」と指揮官が絶賛
ジェバリは新天地ですぐさまその実力をアピールする。8月に本拠地で行われたGIFスンツバル戦でわずか12分でハットトリックを達成。試合後、エルフスボリのマグヌス・ハーグルンド監督は「スウェーデンのリーグでは見た事がないレベルの選手」と絶賛した。
ハットトリックの知らせは母国チュニジアにも届き、翌9月のアフリカ・ネーションズカップ予選に挑む代表メンバーに招集される。残念ながら出場機会はなく、A代表デビューとはならなかったものの、エルフスボリでの1年目は15試合で7得点をマーク。続く2017年シーズンでは29試合に出場して10ゴール・7アシストを記録し、スウェーデンリーグ有数のアタッカーとしてその名を馳せた。
スウェーデンで爪痕を残したジェバリは、2018年夏にノルウェーの強豪ローゼンボリBKにステップアップする。デビュー戦となったクリスティアンスンBKとの一戦では決勝ゴールをマークするなど、リーグ戦とカップ戦の2冠獲得に貢献。ヨーロッパリーグ本戦でも得点を挙げて国際舞台でも結果を残すと、地元メディアはかつてローゼンボリで活躍したレジェンド、元スロバキア代表マレク・サパラの再来と絶賛。サポーターからも愛される存在となった。
ハットトリックの知らせは母国チュニジアにも届き、翌9月のアフリカ・ネーションズカップ予選に挑む代表メンバーに招集される。残念ながら出場機会はなく、A代表デビューとはならなかったものの、エルフスボリでの1年目は15試合で7得点をマーク。続く2017年シーズンでは29試合に出場して10ゴール・7アシストを記録し、スウェーデンリーグ有数のアタッカーとしてその名を馳せた。
スウェーデンで爪痕を残したジェバリは、2018年夏にノルウェーの強豪ローゼンボリBKにステップアップする。デビュー戦となったクリスティアンスンBKとの一戦では決勝ゴールをマークするなど、リーグ戦とカップ戦の2冠獲得に貢献。ヨーロッパリーグ本戦でも得点を挙げて国際舞台でも結果を残すと、地元メディアはかつてローゼンボリで活躍したレジェンド、元スロバキア代表マレク・サパラの再来と絶賛。サポーターからも愛される存在となった。
だがジェバリは、わずか半年でノルウェーを去る。2019年1月、何の前触れもなくサウジアラビアのアル・ワフダとの契約を結んだ。悪いことに、移籍が正式に決まる前の段階でアル・ワフダのインスタグラムでクラブの副会長とジェバリの2ショットが公開されたため、ローゼンボリ側は憤慨。後味の悪い去り方となった。
ジェバリはのちに、アル・ワフダでの待遇は「スウェーデンとノルウェー時代とは比べ物にならなかった」と振り返っている。金銭的な理由が移籍の背景にあったことは間違いない。だがそれにはわけがあった。将来のため、そして母国で暮らす家族のためだった。アル・ワフダ移籍後のノルウェーメディアによるインタビューで、次のように語っている。
「これ以上ない待遇だった。家族と子どもの将来を守らなければならないことを考えると、とても大きな意味を持つオファーだった。自分には大きな責任がある。母国チュニジアで暮らす家族の生活は楽ではない。兄弟2人の面倒は自分が見ているんだ。だから、移籍を決めたのは自分のためだけではなく、家族のためでもある」(Adresseavisen)
サウジアラビアでの生活は充実していたようだが、クラブの方針と合わなかったこともあって、ここでも半年でクラブを去ることに。2019年夏、スウェーデンリーグ時代に知り合ったヤコブ・ミケルセンがコーチを務めていたオーデンセに加入する。
そのオーデンセでは腰を据えてプレーし、2020-2021シーズンと2021-2022シーズンに2桁得点をマークするなど、攻撃の軸として活躍。この頃にはチュニジア代表にも定着し、冒頭で紹介した通りカタールW杯に出場した。
ジェバリはのちに、アル・ワフダでの待遇は「スウェーデンとノルウェー時代とは比べ物にならなかった」と振り返っている。金銭的な理由が移籍の背景にあったことは間違いない。だがそれにはわけがあった。将来のため、そして母国で暮らす家族のためだった。アル・ワフダ移籍後のノルウェーメディアによるインタビューで、次のように語っている。
「これ以上ない待遇だった。家族と子どもの将来を守らなければならないことを考えると、とても大きな意味を持つオファーだった。自分には大きな責任がある。母国チュニジアで暮らす家族の生活は楽ではない。兄弟2人の面倒は自分が見ているんだ。だから、移籍を決めたのは自分のためだけではなく、家族のためでもある」(Adresseavisen)
サウジアラビアでの生活は充実していたようだが、クラブの方針と合わなかったこともあって、ここでも半年でクラブを去ることに。2019年夏、スウェーデンリーグ時代に知り合ったヤコブ・ミケルセンがコーチを務めていたオーデンセに加入する。
そのオーデンセでは腰を据えてプレーし、2020-2021シーズンと2021-2022シーズンに2桁得点をマークするなど、攻撃の軸として活躍。この頃にはチュニジア代表にも定着し、冒頭で紹介した通りカタールW杯に出場した。